江東区は、下町風情が残る深川エリアや城東エリアと、近未来都市的で高層ビルや高層マンションが建ち並ぶ湾岸エリアで構成されています。
豊洲市場が移転するなど活気づく江東区でオフィスを借りたい場合に、気になるオフィス単価や賃料相場の傾向、おすすめ物件をご紹介します。

坪単価ごとの江東区の賃料相場

坪単価は1坪あたりのオフィス単価を表し、エリアや広さの異なるオフィスも価値を比べることができます。
お手頃なのか、割高なのかといった比較だけでなく、なぜそのオフィス単価になっているのか影響している要素をチェックする基準になります。

エリアの地価をはじめ、最寄り駅や駅からの距離、ビルの築年数や居室の形状、設備、オフィスへの需要と供給関係なども反映されるものです。

江東区は大きく深川エリア、城東エリア、湾岸エリアに分けることができます。
深川エリアは、深川をはじめ、門前仲町や清澄白河、森下などの古くからある下町と東陽町や木場を含むエリアです。

城東エリアは、亀戸、大島、北砂、東砂、南砂で構成されます。

そして、湾岸エリアは東京湾に面した埋立地が中心で、豊洲や有明、辰巳や東雲、新木場や青海などがあり、高層ビル群や物流倉庫、大型展示場などがあるエリアです。

同じ江東区でも範囲はかなり広く、場所によって差がかなり出ます。
江東区のオフィス単価はどうなっているのか、オフィスの規模ごとの相場を見ていきましょう。

江東区の20坪~30坪の賃貸相場

江東区の20坪~30坪の賃貸相場は坪単価で11,659円です。
深川エリアは11,693円、城東エリアは12,614円、湾岸エリアは7,292円となっています。
イメージとしては近代的な街が形成されている湾岸エリアの相場が高そうですが、城東エリアが最も高くなっています。
※価格は変動するため記載内容と異なる場合があります。

エリアとして相場が低いのではなく、オフィスビルの築年数や駅からの距離などが影響していることもあるため、湾岸エリアは相場が安いと飛びつくのではなく、実際の物件情報をしっかり確認して比較検討することがおすすめです。

江東区の20坪〜30坪の賃貸オフィスはこちらから

江東区の30坪~50坪の賃貸相場

江東区の30坪~50坪の賃貸相場は坪単価で12,991円です。
深川エリアは12,545円、城東エリアは11,333円、湾岸エリアは16,993円です。
※価格は変動するため記載内容と異なる場合があります。

30坪~50坪のオフィスでは湾岸エリアが最も高く、次いで深川エリアになっています。
30坪~50坪のオフィスは、1人あたり面積を2坪~3坪と設定した場合、10人から25人ほどのオフィスとなり需要も高まってくるので、人気の湾岸エリアの需給関係が影響している可能性や新築物件が供給された可能性なども考えられます。

それぞれのエリアの実際の物件情報を見て、条件に見合う物件か、納得できるオフィス単価であるかを調べてみましょう。

江東区の30坪〜50坪の賃貸オフィスはこちらから

江東区の50坪~100坪の賃貸相場

江東区の50坪~100坪の賃貸相場は坪単価で15,065円です。
深川エリアは11,354円、城東エリアは22,081円、湾岸エリアは14,226円です。
※価格は変動するため記載内容と異なる場合があります。

50坪~100坪のオフィスでは、城東エリアが最も高く、次いで湾岸エリアになっています。
城東エリアは亀有などJR総武線が使えるエリアと、南砂など東京トロ東西線が使えるエリアになっており、交通の利便性に優れています。
千葉方面から東京都心部までの移動に便利です。

一方、湾岸エリアは高層ビルや大規模施設が多く、設備などは整っているものの、ゆりかもめの利用やりんかい線、バスなどの移動が必要となり、交通の便は城東エリアに比べると不便です。
こうした事情もオフィス単価に反映されている可能性があります。

江東区の50坪〜100坪の賃貸オフィスはこちらから

江東区のおすすめ物件

江東区は、大きく分けると深川エリア、城東エリア、湾岸エリアに分けられ、同じ規模クラスのオフィスでもエリアによりオフィス単価に差がありました。
そうした賃料相場の特徴や傾向、どうしてそのようになるのかの理由も踏まえ、おすすめ物件をご紹介しますので参考にしてください。

BASE門前仲町 1階

BASE門前仲町 1階

BASE門前仲町は、門前仲町駅から徒歩1分と駅近の物件で、2020年築と築浅なのもおすすめポイントです。

5階建ての1階部分10.35坪で坪単価27,065円と、相場より高めです。
理由としては、築年数が浅くきれいなこと、千葉方面から東京都心部までアクセス便利な東京メトロ東西線の門前仲町駅から徒歩1分と便利な場所にあること、オフィスだけでなく、店舗にも使えることが挙げられます。

店舗を出す場合、通りに面しているほうが集客が期待できます。
駅近の1階部分なので集客効果は高いです。
また、店舗はオフィスに比べて不特定多数の人が出入りすることや大規模な改装が行われるなど、物件への負担も大きくなるため、坪単価が高くなる傾向があります。

住所:江東区門前仲町1-2-4
最寄り駅:門前仲町駅 徒歩1分

BASE門前仲町 1階の詳細はこちら

プラティーク東陽 1階

プラティーク東陽 1階

プラティーク東陽は、木場駅から徒歩4分にあり、7階建ての1階部分をオフィスだけでなく、店舗としても使えます。
2020年築で10.80坪、坪単価は19,446円です。

坪単価が相場より高い理由は、千葉方面から東京都心部までつなぐ東京メトロ東西線沿いにあり、駅近物件であること、築浅のきれいな物件であること、店舗としても使える物件である点です。
店舗は1階の集客効果が高いので、需要が高くなり、坪単価も上昇します。

住所:江東区東陽1-11-2
最寄り駅:木場駅 徒歩4分

プラティーク東陽 1階の詳細はこちら

ラフィーヴィル清澄白河EAST 1階

ラフィーヴィル清澄白河EAST 1階

ラフィーヴィル清澄白河EASTは、清澄白河駅から徒歩5分にある2020年築の物件です。
6階建ての1階部分38.72坪、坪単価は15,070円で、オフィスだけでなく店舗としても使えます。

江東区の30坪~50坪クラスの相場に比べて高いのは、清澄白河というエリアの魅力、築浅のきれいな物件であること、店舗として使えること、1階部分であり集客効果が高く需要があることです。

清澄白河は、近年おしゃれなカフェやショップが増えており、女性やカップルに人気のエリアになっています。
そのため、店舗を出したい方の需要も高まっており、相場より高めの傾向が見られます。

住所:江東区常盤1-3-7
最寄り駅:清澄白河駅 徒歩5分

ラフィーヴィル清澄白河EAST 1階の詳細はこちら

千代田ビル 2階

千代田ビル 2階

千代田ビルは1990年築、潮見駅から徒歩約7分、5階建ての2階部分15.68坪で、坪単価は7,015円です。
借りやすいオフィス単価となっており、固定費を抑えたい企業やこれから起業したい人、創業間もないベンチャー企業などにおすすめです。

潮見駅はJR京葉線が利用でき、千葉方面からの通勤は便利で、東京駅にもダイレクトアクセスができるので、交通の面で大きな不便はありません。

住所:江東区潮見1-10-3
最寄り駅:潮見駅 徒歩7分

千代田ビル 2階の詳細はこちら

キャッスルビル東雲 6階

キャッスルビル東雲 6階

キャッスルビル東雲は、東雲駅より徒歩約5分、2017年築の築浅物件です。
69.59坪の広さがあり、坪単価は14,227円です。

東雲駅はりんかい線の駅で、大崎駅まで6駅で出られます。
大崎駅からはJR山手線、京浜東北線に乗り換えができます。
湾岸エリアで、やや広めのオフィスをお探しの方におすすめです。

住所:江東区東雲2-1-21
最寄り駅:東雲駅 徒歩5分、辰巳駅 徒歩11分

キャッスルビル東雲 6階の詳細はこちら

まとめ

江東区はかなり広く、エリアによって特徴が大きく変わり、坪単価にも差が出ています。
アクセスの良いエリアも多いですが、不便なエリアもありますので、しっかりと確認して検討してみてください。