本町は、東京都中野区の中央部にある街です。本町一丁目から本町六丁目までの町名があります。神田川を挟んで、中野区弥生町や新宿区西新宿などの街と隣接しているのです。
本記事では、 本町の特徴、歴史、交通アクセスなどをご紹介してきます。
最後に、本町内のオフィス賃料の相場についてもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
目次
本町の特徴
最初に、本町のおもな特徴をいくつかご紹介します。
中野区立本五ふれあい公園・多目的運動場がある
本町の特徴は、中野区立本五ふれあい公園・多目的運動場が利用できることです。約70,441平方メートルの広大な園内には、水遊び場、草地広場、犬の広場などがあり、地元の人たちの癒しスポットとなっています。
園内には、バーベキューが楽しめるサイトもあります。そのほかに、芝生敷きの多目的広場、野球場、体育館などの施設も揃っており、スポーツを楽しむことも可能です。
たくさんの樹木や草花なども植えられており、自然を身近に感じながら過ごせる場所です。仕事の休憩などで立ち寄れば、リフレッシュできることでしょう。
いろいろなグルメが楽しめる街
飲食店が揃っていることも本町の特徴です。新中野駅や中野坂上駅の周辺には、中華料理店、イタリアン、定食屋、和食など、いろいろなお店が揃っています。居酒屋も多いので、仕事帰りにお酒も楽しめることでしょう。
本町二丁目にある中華料理 ミッキー飯店では、看板メニューのミッキーライス、ミッキーメン、ミッキーカタ焼ソバ、ニンニクチャーハンなどの料理が堪能できます。
某グルメドラマの舞台にもなった話題のお店なので、興味がある方はぜひ味わいに訪れてみると良いでしょう。
名物グルメ 坂上バーガー
本町の名物グルメといえば、 坂上バーガーでしょう。本町一丁目の青梅街道沿いにある稲垣商店で販売しています。
坂上バーガーは、ブタカツ、ハムカツ、チキン、メンチ、コロッケ、レンコンなどの種類があります。その日によって、種類が変わることもあるようです。
坂上バーガーは、100円というお手頃価格で購入できます。ハンバーガーのほかに、お弁当や飲み物なども取り扱いしていますので、仕事のランチを調達するのにもうってつけのお店でしょう。たばこも購入できます。
本町の歴史
ここからは、本町の歴史をご紹介していきます。
製粉業が盛んな街だった
中野坂上駅の周辺は、幕末から大正時代にかけて、製粉業や醸造業などが盛んな地域でした。
石森製粉株式会社は、その当時から残っている老舗企業です。石森製粉株式会社が創業したのは1872年(明治5年)です。当時は、吉野屋と称してそば製粉業を営んでいました。
1988年には、新木場に工場をオープンしますが、現在でも本町一丁目に本社を構えています。石森製粉株式会社の本社ビル前には、直径約2mの石森製粉の石臼が展示されています。この巨大な石臼は、その当時に使用していたものです。
平成26年2月には、中野区認定観光資源となりました。中野坂上駅からは歩いてすぐの場所にあり、誰でも見ることができますので、ぜひ訪れてみると良いでしょう。
1967年6月1日に本町一丁目から本町六丁目が誕生
現在の本町があるエリアには、相生町、本町通一丁目、東郷町、朝日ヶ丘、宮里町、千代田町、西町など、いろいろな町名が存在していました。
1967年6月1日に住居表示が実施されたことで、本町一丁目から本町六丁目という新しい町名になりました。
丸ノ内線が開業して交通アクセスが良い街に!
1961年(昭和36年)には、丸ノ内線の中野坂上駅や新中野駅などが開業し、新宿方面や都内の各地へスムーズにアクセスできるようになりました。
本町の交通アクセス
ここでは、本町の交通アクセスについてご紹介していきます。
中野区本町で利用できる鉄道・駅
本町内を通る鉄道は、東京地下鉄の丸ノ内線です。新中野駅、中野新橋駅、中野坂上駅の3つの駅が利用できます。新中野駅から新宿駅方面までは電車で10分程度です。乗り換えなしでアクセスできるのがメリットです。
新宿駅からは、山手線、埼京線、小田急線、京王線、中央・総武線など複数の路線が乗り入れており、新幹線も利用できます。新宿南口には、高速バスターミナルがあります。高速バスや夜行バスを利用すれば、東北から九州まで、全国各地へバス1本で移動可能です。
羽田空港や成田空港などへ向かうリムジンバスも運行しています。そのほか、東京ディズニーリゾート、伊香保温泉、那須温泉などへ向かうバスも利用可能です。
中野坂上駅には都営地下鉄の大江戸線が乗り入れています。中野坂上駅から都庁前駅までは4分程度です。大江戸線を利用すれば、江古田や練馬方面にもスムーズにアクセスできます。
本町エリアで利用できる路線バス
中野坂上駅からは路線バスが出ており、京王バス、西武バス、都バスなどが利用できます。新宿駅西口、王子駅前、新代田駅前方面へもバス1本で楽にアクセスできるのがメリットです。
本町のオフィス賃料相場
本町エリアには、有名アニメ制作会社、プロレス団体、大手不動産会社などがオフィスを構えています。
最後に、本町のオフィス事情や賃料相場をご紹介していきます。
本町のオフィス事情
本町エリアは、マンションや戸建てなどが多いのが特徴です。娯楽施設があまりなく、閑静な住宅街となっています。オフィス用の物件を探すのであれば、新中野駅、中野新橋駅、中野坂上駅などの駅周辺で探してみると良いでしょう。
特に、中野坂上駅は東京メトロ丸ノ内線と都営大江戸線の2路線が利用できるため、オフィスを構えるのには都合が良い立地と言えます。中野坂上駅から東京都庁がある都庁前駅までは電車で5分以内で移動可能です。
賃料の相場
中野区全体のオフィス賃料の相場は、30坪以下の物件で坪単価14,326円です。30~50坪は坪単価14,185円、50~100坪は坪単価13,752円、100~300坪は坪単価25,020円です。
本町二丁目にある中野坂上駅周辺のオフィスの賃料相場を見ると、30坪以下の物件で坪単価14,908円となっています。中野区全体の相場と比べると、少しだけ賃料が高い傾向です。
しかし、30~50坪は坪単価11,750円、50~100坪は坪単価9,042円が相場となっており、中野区全体と比べると少しだけ賃料が安くなっています。ですが新築物件は、坪単価が20,000円を超える物件もあります。
物件の規模、立地、設備などによってオフィス賃料の幅がありますので、確認が必要です。
まとめ
本町には、中野区立本五ふれあい公園・多目的運動場があり、自然を身近に感じられる環境となっています。
野球、サッカー、ジョギングなどのスポーツのほか、バーベキューも楽しめる場所です。テレビドラマの舞台となるような魅力的な飲食店が揃っており、食事も楽しめる街です。100円で購入できる坂上バーガーは、本町の名物グルメとなっています。
本町には、東京地下鉄の丸ノ内線、都営地下鉄の大江戸線などの路線が通っており、新宿方面のアクセスが良好な街です。巨大ターミナル駅の新宿駅では複数の路線や新幹線が利用できるうえに、全国各地へ向かう高速・夜行バス、羽田空港行きや成田空港行きのリムジンバスなども出ています。
国内外の出張や移動が多い企業にとっては、本町エリアは利便性の高い立地と言えるでしょう。