常盤台は、東京都板橋区にある街です。常盤台一丁目から常盤台4丁目までの町名があります。細長い形状となっており、南東側には石神井川が流れています。

常盤台エリアには、板橋区立教育科学館や板橋区立中央図書館などもあり、公共施設が充実している街です。本記事では、 常盤台の特徴、歴史、交通アクセスなどをご紹介します。

最後に、常盤台内のオフィス賃料の相場についてもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

常盤台の特徴

最初に、常盤台の特徴をいくつかご紹介します。

板橋区の田園調布と呼ばれている街

常盤台の特徴は、住宅が多いことです。東武鉄道東上本線のときわ台駅北口から先には、閑静な住宅街が広がっています。そんな常盤台は、板橋区の田園調布とも呼ばれることがあります。

1935年(昭和10年)に、東武鉄道が常盤台エリアを整備して、分譲住宅地として売り出しました。常盤台は放射線状に広がっており、プロムナードと呼ばれる環状道路、クルドサックと呼ばれる袋路が設けられているのが特徴です。

街路樹や小径などもあり、田園調布と似たような街並みとなっています。そのため、常盤台は田園調布と比較されるようになったのです。常盤台には派手な歓楽街がありません。
このエリアにオフィスを構えれば、落ち着いた環境でビジネスに取り組めることでしょう。

公共施設が揃っている

公共施設が揃っている

公共施設が充実していることも常盤台の特徴です。常盤台四丁目には、科学に関する展示を行う板橋区立教育科学館があります。館内の展示室では、竜巻体験や地震体験装置などが体験できるでしょう。

そのほかにも、ソーラーカーレース、ドライビングシミュレーター、リニアモーターカーなど、科学の不思議を発見できるアトラクションがたくさん揃っています。プラネタリウムも楽しめるスポットです。

また、常盤台四丁目には、板橋区立中央図書館もあります。1階から3階までのフロアには、文学、科学、芸術、ビジネス、雑誌など、たくさんの書籍が揃っています。櫻井徳太郎コーナー、板橋区の郷土資料を集めたコーナーがあるのも特徴です。

1階には、いたばしボローニャ絵本館、図書館ホールなどの施設もあります。カフェも併設されており、隣接する板橋区平和公園の緑を眺めながら、ドリンクや軽食を味わうことも可能です。

商店街がある

商店街が揃っていることも常盤台の特徴です。東武鉄道東上本線のときわ台駅の近くには、70年以上の歴史を持つ常盤台銀座商店街があります。鮮魚店、和菓子店、雑貨店、化粧品店、飲食店など、70店以上が商店が集まる場所です。

また、上板橋駅の周辺には、上板橋北口商店街もあります。和菓子店、豆腐店、スーパーマーケット、ドラッグストア、ヘアサロンなど、たくさんのお店が揃っているのです。

カフェ、焼き鳥店、ファストフード店、お寿司屋、ラーメン店などの飲食店も多く、グルメも堪能できます。居酒屋も多いので、お仕事帰りに立ち寄ってお酒を飲んでリフレッシュするといった楽しみ方もできるでしょう。

常盤台の歴史

昔の常盤台は、武蔵国豊島郡上板橋村と呼ばれていました。1871年(明治4年)に東京府へ編入されるまでは浦和県(現埼玉県)だったのです。そんな常盤台は、東武鉄道との縁が深い街です。

東武鉄道によって開発された街

常盤台がある場所は、北豊島郡上板橋村字向屋敷と呼ばれていました。
前野っ原と呼ばれる農地だったのです。1878年(明治11年)の郡区町村編制法で北豊島郡が設置されたことで、東京府北豊島郡上板橋村となりました。板橋区の田園調布と呼ばれるような住宅街が造られたのには、東武鉄道が大きく関係しています。

1927年(昭和2年) に、東武鉄道は東武西板線車両基地建設用地のために、常盤台一帯の土地を買収しました。しかしながら、採算面の問題があったため、その計画が中止となってしまったのです。
その後、東武鉄道は住宅地の開発に取り組みました。

1936年(昭和11年)頃から住宅地の分譲を開始したことで、常盤台の街が形成されていったのです。

昭和10年ときわ台駅が開業する

東武鉄道東上本線のときわ台駅が開業したのは1935年(昭和10年)10月20日です。
当初の駅の名称は、武蔵常盤駅でした。駅の周辺には、天祖神社の境内や参道があり、常盤の木がたくさん茂っていました。

また、駅が武蔵野台地に位置していたことから、常盤と武蔵の漢字を取って、武蔵常盤駅という駅名が付けられたのです。1951年(昭和26年)10月1日に、ときわ台駅という名称に変更されました。

常盤台の交通アクセス

ここからは、常盤台の交通アクセスについて、ご紹介していきます。

常盤台で利用できる鉄道会社・駅

常盤台で利用できる鉄道会社・駅

常盤台エリアには、東武鉄道の東武東上線が通っています。最寄り駅はときわ台駅です。ときわ台駅から池袋駅までは、11分ほどで移動できます。乗り換えなしで池袋方面へ移動できるのがメリットです。

少しだけ歩きますが、常盤台四丁目から上板橋二丁目にある上板橋駅も利用できます。東武東上線のときわ台駅や上板橋駅から池袋駅まで移動すれば、山手線、湘南新宿ライン、東京メトロ丸の内線、東京メトロ有楽町線などの複数の路線が利用できます。池袋駅からは西武池袋線も利用できますので、練馬区、清瀬市、埼玉県方面へ移動する際にも便利です。

池袋駅の周辺には、池袋サンシャインバスターミナルや池袋駅西口バスターミナルなどがあります。バスターミナルから高速バスに乗車すれば、新潟、長野、愛知、大阪まで、座って移動できます。

成田空港や羽田空港などへ向かうバスも利用可能です。

常盤台で利用できる路線バス

常盤台エリア内で利用できる路線バスは、国際興業バス、都営バスなどです。そのほかに、関東バスも利用できます。

常盤台のオフィス賃料相場

最後に、常盤台のオフィス事情や賃料相場をご紹介していきます。

常盤台のオフィス事情

常盤台は、閑静な住宅街が広がるエリアとなっており、大規模な賃貸オフィス物件は少ない傾向です。レンタルオフィスやシェアオフィスなども駅周辺に数軒ある程度です。

常盤台エリアでオフィスを探すのであれば、東武鉄道東上本線の上板橋駅、もしくはときわ台駅を中心にして探してみると良いでしょう。

賃料の相場

上板橋駅周辺のオフィスの賃料の相場は、坪単価6,522円~18,802円くらいです。また、ときわ台駅周辺のオフィスの賃料の相場は、坪単価7,460円~13,938円程度となっています。

物件の規模、駅までのアクセス、設備、築年数、物件を探す時期などによっても、オフィスの賃料相場が変わる場合がありますので、確認が必要です。

まとめ

常盤台は、 板橋区の田園調布と呼ばれている街です。東武鉄道の開発によって、誕生した街といっても良いでしょう。東武鉄道東上本線のときわ台駅から少し離れると、閑静な住宅街が広がっています。

長い歴史を持つ常盤台銀座商店街、上板橋北口商店街なども揃っており、買い物がしやすい街です。飲食店もたくさんあるので、食事やお酒なども楽しめます。仕事のランチタイムや飲み会などのお店も探しやすいでしょう。

常盤台内には、板橋区立教育科学館や板橋区立中央図書館などもあり、公共施設が充実した環境となっています。鉄道は東武鉄道の東武東上線が通っており、池袋方面へ乗り換えなしでアクセス可能です。

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