文京区は、池袋駅のある豊島区や新宿駅のある新宿区に隣接しているため、大変立地も良く便利な場所です。さらに、交通の便も良く、地下鉄に関しては6路線も走っているのでどこへ移動する時にも困りません。
こちらの記事では、文京区の特徴や歴史、交通のアクセスについてご紹介します。
目次
文京区の特徴
ここからは、文京区の特徴についてご紹介します。
くつろげる公園も多い
文京区は、都心にも近く便利な場所でありながら、どこか下町のような雰囲気も残っていて緑もあります。仕事ばかりしているとストレスや疲れも溜まりますが、ゆったりとリラックスできる公園もあるのでぜひ利用してみてください。
中でも、大塚公園は文京区にある公園の中でも広くて開放的です。昭和3年に開園し、今日に至っても多くの人に利用されています。彫刻家の舟越保武の作品「EVE」もありますし、藤棚もありモダンでおしゃれな雰囲気が漂っています。
木々も多く自然に囲まれつつ、ホっと一息つくことも可能です。大噴水もあるので、暑い日でも涼しさを感じることができるでしょう。大人が利用できる上体のばしやぶらぶらストレッチなどの健康器具もありますので、仕事の合間に軽く運動したいと思っている方にもおすすめの公園です。
水道橋駅からお茶の水駅へ向かうあたりに元町公園もあり、自然豊かで美しい景観を眺めることができます。疲れをリセットしたい時にも癒されるでしょう。鳥のモニュメントもありおしゃれです。
水道橋駅からは徒歩で5分、お茶の水駅からは徒歩7分の立地にありますので、その付近にオフィスを構えれば気軽に立ち寄ることができるでしょう。
子どもがいても働きやすい環境が整っている
文京区では、子育て世代が多いこともあり、皆が安心して働き育てられるように工夫しています。一般的な児童手当や出産一時金だけではありません。
満2歳未満の子どもがいる家庭に対して、ベビーシッターを利用できる券を配っています。共働きで忙しいとすべてを夫婦でやることが難しく、誰かの手を借りたくなるものです。子どもを育てつつ誰かの助けを借りやすい環境が整っています。
治安が良く安心
オフィスを構えるにあたって、ある程度治安が良いかどうかは重要な点ではないでしょうか。
文京区は東京23区の中でも治安が大変良く、安心なエリアです。東京23区の中でも歌舞伎町のある新宿区になると、犯罪件数も桁違いに多くなるのですが、文京区は全体的に見てもそれほどありません。
治安が良く安心して住める区としても知られているため、一人暮らしを始める方やファミリー層からも人気のあるエリアです。もともと文京区は学校や歴史的建造物が多い場所でもあるため、警備員も配置されています。さらに、地域や警察の見守りもあり安心です。
ただし文京区のどの場所でも治安が良いとは限らず、繁華街エリアになると犯罪件数も増えます。オフィスを構える時に、少しでも安心な場所にしたい場合は、繁華街から離れているエリアを探すようにすると良いでしょう。特に湯島や後楽の南側の繁華街エリアは治安に心配があります。
スーパーやコンビニも多く困らない
文京区にはさまざまなスーパーやコンビニがあるため、買い物には困りません。朝ご飯やお昼ご飯、ちょっとした必要なものを購入したい時にも便利でしょう。さまざまな駅から徒歩10分程度のあたりに、まいばすけっとやライフ、成城石井などのスーパーがあります。
オフィスも駅から歩いて行ける距離に構えれば、スーパーまでも近く買い物しやすいでしょう。場所によっては大きめなスーパーがないエリアもありますが、ちょっとしたご飯や必需品を購入するのであれば困らないでしょう。
商店街も多く便利
おいしい惣菜をお昼ご飯に食べたい時にも、文京区であれば問題ないでしょう。多くの人で賑わう商店街が多いので、おいしいご飯も手に入ります。特に千駄木や春日あたりには、複数の商店街があるので楽しめます。
文京区の歴史
文京区は、およそ18,000年前のあたりの旧石器時代ではないかと言われています。さまざまな場所から縄文遺跡が発掘され、中でも現在の弥生一丁目で発見された土器は、その発見地の名前がそのまま付けられ弥生土器として知られています。
令制国としては武蔵国の一部で、中世には上杉氏の支配下に入りました。豪族の影響を受け、さらには戦国時代には北条氏の支配地になり発展していたようだと見られています。
近世では、徳川家康の江戸入府で文京区には武家屋敷や寺社が建ちました。地域名にも春日局や音羽など徳川時代に有名だった人の名前を地名として使っています。大政奉還がされた後は、十五代将軍の徳川慶喜が今の春日地区に住みました。
近・現代では師範学校、女子師範学校が設立されるなど学校が増えていきました。ほかにも、1878年には現在の東京大学である帝国大学も設置されています。
1937年には現在の東京ドームができ、1947年には小石川区と本郷区が合併して文京区ができました。
文京区の交通アクセス
ここからは、文京区の交通アクセスについてご紹介します。
地下鉄が多く便利
文京区には、JRの路線はないものの、地下鉄が充実しています。どこかへ移動したいという時にも交通の便で困ることはありません。行き先によって選び、最短の時間で行けるように計算しながら移動できます。
文京区に乗り入れている地下鉄の路線は、東京メトロ丸の内線、東京メトロ南北線、東京メトロ有楽町線、東京メトロ千代田線、都営地下鉄三田線、都営地下鉄大江戸線です。終着駅でもある新宿駅や池袋駅までも30分程度で着きますので、仕事で用事がある時にも困りません。
ほかにも、オフィス街として知られている大手町駅までも行けます。
新宿駅まで行きたい時には、東京メトロ丸の内線や都営大江戸線、JR中央・総武線を利用しましょう。池袋駅までは東京メトロ丸の内線、東京メトロ有楽町線が便利です。東京駅まで行きたい時には、東京メトロ丸の内線を使いましょう。
バスもある
会社まで少し駅から距離がある時、バスがあれば便利だと感じている方も多いのではないでしょうか。文京区には、コミュニティバス「B-ぐる」と都営バスがあるので困りません。
特にコミュニティバスはルートも豊富で、千駄木・駒込ルートのほか目白台・小日向ルートと本郷・湯島ルートがあり、行きたい目的地によって選べます。都営バスに関しても、池袋駅にも直接行ける便があるので、電車で移動しなくてもOKです。
高速道路もある
地下鉄やバスが充実している文京区ですが、高速道路のインターチェンジもあります。早稲田出口(IC)と護国寺出入口(IC)があるので、仕事の都合で他県に行かなければならない時にも便利です。
首都高速5号の池袋線も利用できるため、戸田方面へ行く時にも利用しやすいでしょう。
文京区のオフィス賃料相場
治安も良く安心な場所でも有名なため、文京区にオフィスを構えたいと考えている方も多いかもしれません。ここからは、文京区の賃料相場についてご紹介します。
30坪以下の1坪あたりの単価は14,840円、30~50坪は13,922円です。もう少し広いフロアを借りたい場合は、50~100坪で15,831円、100~300坪で18,306円になります。区画数は少なくなりますが、300坪以上の場合は26,500円です。
まとめ
文京区は緑豊かな場所も多く、仕事で疲れた時にもゆったりと深呼吸ができるような公園がいくつかあります。治安も良いので、安心な場所にオフィスを借りたいと考えている方にもおすすめです。
JR線はありませんが、地下鉄が多く交通の便にも困らないため通勤にも便利でしょう。主要駅の新宿駅や池袋駅までの移動もしやすいです。