オフィスを構えるにあたっては、場所のリサーチも欠かせません。駅の特徴や環境、利用できる路線とその利便性から立地を検討することもポイントになります。

この記事では、北区の主要駅である赤羽エリアと滝野川エリアに焦点を当て、利用できる路線や利便性、エリアの周辺環境などを見ていきます。

赤羽エリア

赤羽エリア

赤羽エリアは、北区でも賑わいある繁華街があるエリアです。赤羽から荒川を越えると埼玉県川口市に至るので、東京都と埼玉県の県境に位置するエリアでもあります。

安い居酒屋などが集まっていることで古くより有名なエリアなので、埼玉県のベッドタウンへと帰る前にオフィスワーカーが定期券を使って、わざわざ赤羽駅で途中下車して楽しんでいく場所としても人気です。

赤羽エリアには大きく分けると古くよりあるJR線の赤羽駅と、東京メトロ南北線の開通に伴い新設された赤羽岩淵駅があります。それぞれの駅の利便性と周辺環境を見ていきましょう。

赤羽駅周辺の利便性と環境について

赤羽駅は、JR線の駅で京浜東北線をはじめ、埼京線や湘南新宿ライン、高崎線などが通っています。都心部への移動はもちろん、神奈川県や埼玉県、群馬県ともつながっているので通勤や出張にも便利な駅です。

赤羽駅の駅周辺は商業地区とオフィス街などが形成され、駅から離れたところには住宅街も形成されています。赤羽駅は飲食店や居酒屋などが集まる繁華街が人気の駅です。安くておいしく飲める、アットホームで気軽に利用できる居酒屋が多いことで、オフィスワーカーに人気があります。

そのため、赤羽にオフィスがない方も、埼京線や高崎線で自宅に帰る途中で赤羽駅に定期券で下車し、1人飲みを楽しむ方や同僚などと飲食をしてから帰る方も少なくありません。そんな赤羽にオフィスがあれば、ランチタイムや業後も楽しめます。

ビジネスホテルなどもあるので、仕事で遅くなった時や終電がなくなった時をはじめ、東京に出張に訪れた方が宿泊先として利用するのにも人気のエリアです。京浜東北線で新幹線が発着する上野駅や品川駅とすぐに通じているためです。

赤羽には、北区の施設として赤羽体育館があるので、夜の街として利用するだけでなく、リフレッシュや運動不足解消に訪れるのも良いでしょう。バレーボールやバスケットボール、卓球やバドミントンができるメインアリーナをはじめ、剣道、柔道、弓道ができる武道場、ヨガやダンスなどができるスタジオ、各種マシンを備えたトレーニングルームがあり、スポーツ教室なども開催されています。

赤羽岩淵駅の利便性と環境について

赤羽岩淵駅は、JR線の赤羽駅とは少し距離があり、東京メトロ南北線と埼玉高速鉄道が直通運転している駅です。南北線を使って都内の飯田橋駅や市ヶ谷駅、永田町駅や溜池山王駅、六本木一丁目駅などのオフィス街や官庁街にダイレクトに行ける一方で、埼玉県の川口市やさいたま市とつながっているので通勤にも便利です。

ビジネス利用はもちろん、通勤しやすい立地なのでオフィスを構えるにも利便性が高い駅と言えます。赤羽岩淵駅はマンションなども多い住宅街でもありますが、駅周辺には金融機関や飲食店、ビジネスホテルなどもあってオフィスを構えるにも便利です。

滝野川エリア

滝野川エリア

滝野川エリアは、山手線内の都心に位置しながらも、自然が残り、歴史を感じさせる都電荒川線が通っているエリアです。滝野川エリアには主要駅として、都電荒川線の滝野川一丁目駅と飛鳥山駅、そして1991年に開通した東京メトロ南北線の西ケ原駅があります。

それぞれの駅の利便性と周辺環境を見ていきましょう。

滝野川一丁目駅・飛鳥山駅

滝野川一丁目駅と飛鳥山駅は都電荒川線の駅です。都電荒川線は、今では全国的にも珍しくなった路面電車で、道路に走る車と並行して早稲田大学がある早稲田から、北区や荒川区を通り、三ノ輪橋までつながっています。

レトロな感覚を楽しみながら、便利に使える路線です。都電荒川線で大塚駅前駅まで出ればJR山手線にも乗り換えられます。また、飛鳥山や滝野川エリアには路線バスも多く通っており、池袋駅などへダイレクトに出ることが可能です。

飛鳥山や滝野川エリアには、桜の名所として有名な飛鳥山公園やマイナスイオンを感じることができる音無親水公園、滝があり北区の防災公園にも指定されている滝野川公園などがあり、自然に触れられるスポットが豊富です。

飛鳥山公園は、季節の草花が楽しめる庭園や展望スポットなどがあるほか、北区の歴史などが分かる北区飛鳥山博物館、製糸業などについて学べる紙の博物館、実業家として知られ近代日本の経済の発展に寄与し、2024年7月からは1万円札の顔となる渋沢栄一の関連史料が展示された渋沢史料館などもあります。

滝野川には、滝野川西区民センター(ふれあい館)や滝野川体育館があり、区民が利用できるスポットが充実しています。滝野川体育館ではさまざまなスポーツができるほか、トレーニングルームでマシンを使って筋トレなどもできるため、仕事終わりなどに運動不足解消やリフレッシュするのに訪れるのもおすすめです。
戸建がいるファミリー層から高齢者世帯まで人気の地域です。

滝野川エリアには、伝統ある瀧野川女子学園をはじめ、名門の男子校である聖学院中学校・高等学校や女子聖学院中学校・高等学校もあり、文教エリアでもあります。聖学院がある場所から、最寄駅であるJR駒込駅までにかけての通りは、聖学院通りと名前が付けられています。この通りを通って毎日学生たちが通学をしていることから、その名が付きました。

豊かな自然に触れられる公園が多く、歴史と伝統ある私立学校も多いので、落ち着いた雰囲気があり、治安も良い地域です。

西ケ原駅

西ケ原駅はあまり目立たない駅と言えますが、東京メトロ南北線が通っているので、都心のオフィス街や官庁街へのアクセスは抜群です。飯田橋駅や市ヶ谷駅、永田町駅や溜池山王駅、六本木一丁目駅などにダイレクトに行くことができます。

西ヶ原は全体的には、戸建住宅や団地、マンションなどが建ち並ぶ、落ち着きある住宅街です。一方で、コンサートホールなどもある北区滝野川会館があるほか、歴史があり、バラの季節には多くの観光客が訪れる旧古賀庭園もあります。

旧古賀庭園は、洋風庭園と日本庭園を備えた美しい庭園と絵に描いたような洋館があり、バラが美しいことで有名です。洋館と洋風庭園の設計は、鹿鳴館やニコライ堂などの設計でも有名なイギリス人のジョサイア・コンドル博士が手がけました。日本庭園は、有名な庭師である小川治兵衛の手によるものです。

古河家の邸宅と庭園は戦後、国の所有となり、現在は東京都が国から無償で借り受けて一般公開されました。美しい庭園は歴史的価値も高いことから、平成18年1月26日に国の名勝に指定されています。

西ヶ原は豊島区の駒込と隣接しており、徒歩圏内にJR山手線の駒込駅があります。西ヶ原エリアは山手線内にありながら、どこか昭和レトロな雰囲気を残す住宅街です。一方、交通の便も良く、古河庭園などの伝統あるスポットがあり、風情もあります。

まとめ

北区の主要駅として、京浜東北線の赤羽駅や東京メトロ南北線の赤羽岩淵駅や西ケ原駅、都電荒川線の飛鳥山駅や滝野川一丁目駅などがあります。

いずれの路線も都内のオフィス街とのアクセスに便利なほか、埼玉や神奈川などのベッドタウンとつながる路線なので通勤にも便利です。北区の主要駅周辺には、賑わいある商店街をはじめ、飲食店や安く楽しめる居酒屋なども多く、オフィスを構えてもランチや業後のリフレッシュに快適に利用できます。

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