中野区は都心でもある新宿区と隣接しているため、オフィスを構えるにあたっても、大変利便性が高い場所になります。
そこまで街も治安が悪いわけではなく、スーパーやコンビニなどの買い物施設もそろっているため、困ることはありません。
ここからは、中野区の特徴をはじめ、歴史や交通アクセスについてもご紹介します。
目次
中野区の特徴
ここからは、中野区の特徴についてご紹介します。
幅広い物件のなかからオフィスが選べる
中野区は、駅から奥に入っていくと閑静な住宅街が広がっており、オフィス物件も多いエリアになります。
昔は20ほどの商店街がある賑わった場所でしたが、再開発が進んだことで、大規模商業施設や公共施設が続々とできました。
特に大手の有名企業も進出してきて、さまざまな大学の新キャンパスもでき、ビジネスマンや学生が集まる区にもなりました。
ほかにも賃貸オフィスが充実しているので、今でもさまざまな企業が集まっています。物件も高層オフィスだけでなく、中低層オフィスもあり、好きなタイプから選択できます。
駅開発が進んだことで、高層階のオフィスも増えました。
ある程度の機能性が充実していて、新しい部屋を探しているなら、高層階がおすすめです。
逆に、少しでもリーズナブルだと助かると考えているなら、中低層のオフィスが良いでしょう。
高層階と低層階のどちらを選んだとしても、利便性が高い場所にあるため、交通の便でも困りません。ビジネスパーソンにとって、働きやすい環境です。
中野ブロードウェイがあり便利
中野区といえば中野ブロードウェイがあり、サブカルチャー好きな方にはたまらない商業施設になります。
一見サブカルチャーの施設が多く入っているように見えますが、食品を扱っており飲食店も入っているので、ビジネスパーソンのお昼ご飯にも便利な場所です。
地下一階には、麺市場や味の茶大新というお茶屋さんも入っており、西友も入っています。お昼のおかずにピッタリな「手作り点心また明日。」や、お寿司のお弁当を販売しているナカラム水産もあります。
飲食店でご飯を食べたいときには、2階に喫茶絵夢や篝などもあるので、おいしいご飯をその場で楽しめるでしょう。時間があるときには、サブカルチャー系のお店をチラっと楽しめて、衣料品なども販売しているので、お気に入りを見つけられるはずです。
治安は悪くない
中野区の治安は、東京23区のなかで平均的です。
ただワーストに近いわけではなく、場所を選べば問題ありません。どうしても中野駅前や繁華街がある場所では、過去に事件があります。
オフィスを構えるとなると、高層ビルなどもそのあたりにあることが多いので、できる限りセキュリティがしっかりとしたところを選ぶようにすると良いでしょう。どうしても気になる場合は、少し駅から離れた立地でオフィスを選んでも良いかもしれません。
過去に起きた犯罪のなかでも、ひったくりや侵入窃盗が多いです。盗まれそうなものは、しっかりと管理することが重要です。自転車で通勤する場合は、二重ロックにするなど工夫しましょう。
ただ、中野区全体で多いわけではなく、全体的に見れば極端に治安が悪いわけではありません。必要以上に警戒しなくても、問題はないといえます。
隣接している新宿には歌舞伎町もあり、東京23区のなかでもワーストに入っていますが、中野区はそれに比べたら治安が良いです。地域のなかでも新江古田駅周辺では、警察官が定期的にパトロールをしてくれています。
中野駅周辺に比べるとオフィスの物件数は少ないですが、犯罪が少ない地域のため、おすすめです。ほかにも、防犯の意識が高い街でもある、薬師前駅周辺も良いでしょう。
中野区全体としても、治安を良くするためにさまざまな取り組みを行っています。地域防犯パトロールの実施やパトロール団体活動の支援をはじめ、暴力団排除条例の施行も行っています。
商店街があり買い物しやすい
中野区は、大型商業施設がそこまで多くはないのですが、商店街があるので問題ありません。中野サンモール商店街や、薬師あいロード商店街などがあります。
特に、中野サンモール商店街にはさまざまなお店が入っているので、お昼休憩においしいランチが楽しめます。
飲食店の種類も豊富で、和食、すきやき、とんかつ、イタリアンなど、さまざまなご飯が楽しめるでしょう。簡単にご飯を済ませたいときには、ファストフード店もあるので便利です。
仕事終わりおいしいお酒を楽しんでから帰宅したい場合も、居酒屋やバー、スナックもそろっているため、楽しめるでしょう。
スーパーやコンビニもそろっている
ちょっとした買い物をしたいとき、中野区であればスーパーやコンビニも多いので、気軽に買い物ができて便利です。
ライフやサミットストアなどのスーパーから、セブン-イレブンやファミリーマートなどのコンビニがあります。スーパーも、比較的23時や0時など遅い時間まで営業しているところも多いので、オフィスから帰宅途中に立ち寄りたいときにも便利でしょう。
駅から歩いて10分以内の場所にも、いくつもスーパーがあります。
中野区の歴史
1400年前後頃に、中野の地を開拓したといわれています。江戸時代を通じてさらに中野の地も発展し、12の村ができました。
1606年には、 成木街道(現:青梅街道)が開かれて、馬継場が置かれます。
1889年になると中野駅が開通し、さらに今の東中野駅になっている、当時の柏木駅が1906年に開通しました。
1927年にもなると、新井薬師前駅、沼袋駅、野方駅、鷺ノ宮駅もでき、さらに便利になります。
1943年に東京市が廃止されて、東京都中野区が誕生しました。さらに1947年には、地方自治法の施行で、中野区が特別区になりました。
2000年に入ってからは、コミュニティバスのなかのんが運行をはじめ、中野四季の都市の街びらきをしています。
中野区の交通アクセス
ここからは、中野区の交通アクセスについてご紹介します。
鉄道
中野区には多数の駅があり、新宿駅までも近いため、通勤に大変便利な区です。主な駅は、JR総武線・中央線、西武新宿線、東京メトロ丸ノ内線・東西線、都営大江戸線になります。
東京のなかだけでなく、埼玉県や千葉県へのアクセスもしやすく、大変便利です。新宿駅までは、いくつかの電車が利用できます。
JR中央線中野駅から新宿駅まで行く場合は4分~7分程度、西武新宿線の鷺ノ宮駅~新宿駅までは最短で約12分あれば着きます。その後に、新宿から東京駅まで乗り換えもできるので、便利です。
バス
中野区はバスもあるので、電車からは遠い場所への移動にも便利です。関東バスをはじめ、京王バス、都営バス、国際興業バス、西武バスがあります。
中野区のオフィス賃料相場
中野区は利便性が高く、交通の面で困らないため、オフィスを借りたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
ここからは、中野区の賃料相場について紹介します。
30坪以下の1坪あたりの賃料相場は、14,326円です。30~50坪では14,185円、50~100坪は13,752円です。100~300坪は25,020円になりますが、300坪以上の広いオフィスは中野区にほとんどありません。
まとめ
中野区には、高層オフィスから中低層オフィスまでがそろっていて、自社の理想に合わせて借りられます。
どれを借りても利便性が高いので、働くビジネスパーソンにとっても助かるでしょう。治安は盗難などがあるものの、隣接している新宿区に比べると犯罪も少ないため、安心です。
繁華街から少し離れたオフィスであれば、治安に関しても安心です。スーパーや商業施設も多く、買い物にも困らないでしょう。