東京都の中でも、墨田区は下町らしい雰囲気が残っていて、懐かしさを感じさせてくれる街です。
地域の絆も強いのも特徴です。
観光で遊びに行っても東京スカイツリーや格闘技が行われている両国国技館などがあり、楽しめます。
こちらの記事では、墨田区の特徴や歴史、交通アクセスについてご紹介します。
あわせてオフィスの賃料相場も載せますので、検討している方はぜひ参考にしてみてください。
目次
墨田区の特徴
墨田区にはさまざまな魅力的なスポットがあり、交通の便も良いことで知られています。
ここからは、さまざまな特徴をご紹介します。
下町の雰囲気が楽しめる
東京でも都心はほとんどビルや新しいお店が建ち並んでいて、昔の面影がほとんどありません。
そんな中、墨田区はどこか昭和を思い出させるような雰囲気が残っていて、その時代を生きた方にとって懐かしさを感じさせる雰囲気があります。
少し駅から離れると住宅街が広がります。
昔から営んでいる町工場なども残っていて魅力的です。
都市計画が進められている
墨田区では、東京都の指針に合わせて都市計画が進められています。
しかし、昔ながらの良さも残したいと「すみだらしさ」を追求しながら、進められています。
たとえば、堤通・墨田・八広エリアでは地域の特性に配慮した建物の高さ制限や緑化推進も行いながら、魅力あふれたまちづくりを行っているところです。
ほかにも、東墨田・立花・文花エリアでは、延焼遮断帯の形成を図り、災害に強い地域づくりに力を入れています。
自然の多い街
東京にある区と聞くと、緑が少ない印象を持つ方も多いかもしれませんが、墨田区は隅田川と荒川に囲まれ、散歩するだけでも水辺の自然を感じられる街です。
ほかにも、公園が多数あり、木々や草花を感じることができます。
大型の公園も多く、錦糸公園や隅田公園でゆったりと過ごせます。
小さい子どもがいても、自然の中でのびのび遊ばせてあげることができる街です。
暮らしやすい
新宿や渋谷などに行って買い物や用事を済ませたい時にも、墨田区は便利な場所です。
通勤や通学でも利便性が高いことから、暮らしやすいと選ばれています。
子育てもしやすい
特に小さい子どもがいるファミリー層は、育てやすい環境があるかどうか気になるものです。
墨田区は利便性が高いだけでなく、街としても子育てがしやすい環境を整えています。
共働きで家計を支えたい場合も、保育園が17園と数多く揃っています。
ほかにも、幼稚園と連携したこども園もありますので、子どもを預けやすいでしょう。
民営の保育園も9園あります。
小さい子どもを連れてさまざまな場所に用足しをするのは大変ですが、子どもを一時的に預かる一時保育も利用できます。
ほかにも、保護者が病気した時や看護で子育てが難しい時には緊急一時保育の活用も可能です。
治安は悪くない
墨田区全体としては治安が悪くないため安心です。
しかし、地域ごとに少し異なります。
住宅街に入っていけば夜も静かで、そこまで犯罪が起きていないため問題ありません。
しかし、江東橋や錦糸町などは、夜になると歓楽街に変わります。
日中は大型商業施設が充実していてそこまで大きな犯罪はありませんが、夜は治安に注意が必要です。
隅田川花火大会は有名
全国各地でさまざまな花火大会が行われていますが、墨田区で行われる隅田川花火大会は特に有名です。
地元の人から観光で来る方まで集まり、多くの人が毎年楽しんでいます。
第一会場では花火コンクールを開催していて、第二会場と合わせると約2万発もの花火を打ち上げています。
どれも見事で、迫力を感じることができるでしょう。
第一会場は桜橋下流から言問橋上流で行われ、第二会場は駒形橋下流から厩橋上流で開催されます。
花火大会では、国内の優秀な成績を収めた業者も加わり見事な花火を見せてくれます。
東京スカイツリー
ひと昔前は、東京で一番高さがあったのは東京タワーでしたが、それを超える東京スカイツリーが墨田区にはあります。
展望台で景色を楽しむことができ、高さがある分迫力があります。
スリルあるガラス床は人気です。
東京スカイツリーの中には、水族館やプラネタリウム、東京ソラマチという商業施設も入っているので、一日中楽しめるのも特徴です。
友人同士だけでなくファミリーで来ても十分楽しめます。
格闘技が楽しめる国技館
墨田区といえば両国国技館も有名です。
公益財団法人日本相撲協会が所有している施設ですが、相撲だけでなくプロレスやボクシングなどの格闘技のイベントや試合でも使われています。
ほかにも、音楽のライブでもよく使われていて、有名なアーティストが来て披露しています。
クラシック音楽のコンサートも行われた過去もありました。
墨田区の歴史
ここからは、墨田区の歴史についてご紹介します。
原始や古代のあたり
この頃はまだ墨田区は地上になく、海の底にありました。
長い年月をかけて運ばれてきた土砂のおかげで土地ができました。
両国国技館出土の壺が展示されているのですが、これは古墳時代のもので、居住域を推測させたものとして見られています。
中世のあたり
河川がすみだ川と呼ばれるようになった頃で、平安時代の歌物語で有名な伊勢物語でも、すみだ川と詠まれています。
16世紀頃には家臣の領地として利用されるようになり、農村地帯となります。
近世のあたり
近世では、1657年に火事が起きてしまい、10万人あまりの命が奪われてしまう大惨事がありました。
火事が起きないように、1659年に防火堤や火除地を作っています。
墨田区の南側は、武家屋敷が多く立ち並ぶ市街地となりました。
対して、北側はそのまま農村地帯となり、食糧の供給地のままでした。
近代のあたり
明治時代になると、すみだも首都の東京の一部として、役割を果たすようになります。
昔は南部で瓦やろうそくの日用品が作られ、北部では農作物を育てていましたが、次第に工業地帯化します。
1894年には総武線が乗り入れ、交通の便も良くなりました。
しかし、1923年には関東大震災でほとんどが焼失し、死者も多く出てしまいます。
その後復興を進めていましたが、第二次世界大戦でまた7割が廃墟化してしまい、死傷者も多く出てしまいました。
現在について
1947年になると、墨田区が誕生しました。
戦争で焼け野原になった場所に住宅や工場ができ、栄えていきます。
その後、高度成長期を迎え、大型のスーパーも入り、人口も増えていきました。
一時期減少傾向にあった人口も、今はまた増加傾向にあります。
皆が住みやすいように、墨田区では今もさまざまなことへ取り組んでいます。
墨田区の交通アクセス
墨田区は都心へのアクセスがしやすい街で、電車だけでなくバスも充実しています。
電車の線は、都営浅草線、都営大江戸線、JR総武線・総武本線をはじめ、さまざまな路線があります。
バスは、豊島区や葛飾区などまで行ける都営バスのほか、区内循環バスが走っていて、ルートも多いです。
電車ではなかなかアクセスできない場所へ行きやすく便利です。
墨田区のオフィス賃料相場
墨田区でオフィスを借りたいと考えている方もいるでしょう。
賃料相場は、坪数によって異なります。
30坪以下の場合は1坪あたり10,286円、30~50坪では11,438円、50~100坪では14,180円です。
広めに借りたい場合は100~300坪で16,463円になります。
広めの坪数の区画は少なめですので、借りたい時には早めに検討すると良いでしょう。
まとめ
墨田区は交通の便が良く、どこへ行くにも困りません。
東京スカイツリーや両国国技館、隅田川花火大会など、有名な場所やイベントも多いです。
観光客で賑わっている一方、駅から少し離れると閑静な住宅地が広がっていて治安も良いです。
オフィスを借りる際も利便性が高く比較的治安も良いためおすすめです。