台東区は東京23区の中でも東側にあり、さまざまある区の中でも狭いのが特徴です。
観光スポットも多く、インバウンド事業にも力を入れています。
産業面でも活躍している区で、小売業や卸売業も多く23区の中でもトップクラスです。
ここからは、台東区の特徴や歴史、交通アクセスについてご紹介します。

台東区の特徴

ここからは、台東区の特徴について詳しくご紹介します。

下町の雰囲気が残っている

東京の23区で比較すると、ビルや新しい建物が多く、昔の雰囲気が残っていない場所も多いですが、台東区は下町の情緒が残っています。
訪れるだけで、どこか懐かしい気持ちにさせてくれます。
実際、歴史を感じられる建物が数多く残っていて、伝統工芸品を専門的に扱う商店がいくつもあるのが特徴です。
お寺や神社も数多くあります。

観光スポットとして多くの人が訪れる

観光スポットとして多くの人が訪れる

台東区にはさまざまな観光スポットがあり、日本のみならず海外からも人気な場所です。
中でも、上野と浅草は連日のように賑わっていて、休日には多くの人が訪れます。
上野にある観光スポットには、国立科学博物館、上野動物園、東京都美術館、アメヤ横丁などがあります。

特に国立科学博物館や上野動物園は、子どもたちにも大人気です。
浅草には、雷門の浅草寺や浅草はなやしき、浅草演芸ホールがあります。
こちらでは、日本の文化を感じられることもあり、外国人からも大人気の観光スポットです。

隅田川花火大会は人気

隅田川花火大会は人気

台東区の中で行われるイベントの中でも特に人気が高いのが、隅田川花火大会です。
地元住民のほか、全国各地から観光客が見に来ます。

打ち上げ場所も分かれているため、広い範囲から楽しめるのも魅力の一つです。
花火を近くに感じたいのであれば、東京スカイツリーから見上げるのもおすすめです。
ほかにも、屋形船に乗って川から眺めるのも良いでしょう。

より多くの花火を鑑賞したい時には、第二会場がおすすめです。
第一会場に比べて花火の打ち上げ数が多いため、長く楽しめます。
どちらの会場であっても、迫力のある美しさを堪能できます。

台東区は美化や緑化に取り組んでいる

台東区では、きれいな街づくりにも力を入れていて、美化や緑化にも取り組んでいます。
区の庁舎の中でも、プランターや玄関などでの緑化方法が展示されていて、参考にできます。
花とみどりのコンテストも行い、優秀な人は表彰も行っているのも特徴です。

実際行ってみると、区全体も建物ばかりではなくほどよく自然を感じられます。
観光客も多い地域でもあるため、街の見た目にも力を入れているのです。
地域の清掃隊として活躍する団体も多く、区民全体が積極的に行っているのも特徴です。
ポイ捨てや喫煙マナーにも積極的に取り組んで指導を行っています。

治安はまあまあ良い

台東区では多少の犯罪が発生していますが、東京23区全体で見るとそこまで多くは起きていません。
都内の中では平均的と言えるでしょう。
上野や浅草などの繁華街を抱えているため、どうしても人が多く、犯罪が起きやすいという理由もあるかもしれません。

どんな犯罪が多いかというと、侵入窃盗よりも非侵入窃盗が多い傾向です。
同じ台東区の中でも、繁華街以外の場所では、そこまで多くの犯罪が起きているわけではありません。
台東区としても、そのまま犯罪を見逃しているわけではなく、安全対策に取り組んでいるのも特徴です。

子どもの安全巡回パトロールや民間と警察が連携した組織を結成して地域の治安を守っています。
幼児へは安全ヘルメットの送付も行うなど、力を入れて対策しています。

台東区では子育て支援に力を入れている

台東区では、小さい子どもを育てている家庭も安心して生活できるように支援にも力を入れています。
子どもの年齢や個々の家庭事情に合わせてさまざまな子育て支援を準備しているため頼りになるでしょう。
相談窓口として子供家庭支援センターがあり、いっとき保育やあそびひろばを開放するなどしています。
台東区でどんな子育て支援が受けられるか分かりやすい冊子も配っています。

スーパーやコンビニなどが揃っている

台東区には、生活に欠かせないスーパーやコンビニなど、お店も充実しています。
コンビニは、さまざまな場所にローソンやセブンイレブン、ファミリーマートが点在しています。
駅から歩いて行ける範囲にスーパーがある場所に住みたいのであれば、蔵前駅周辺がおすすめです。

駅から歩いて1分の場所にまいばすけっとやminiピアゴがあります。
浅草駅の周辺にも、歩いて1分の場所にまいばすけっとや肉のハナマサがありますので便利です。

農業にも力を入れている

台東区では、地産地消を取り入れるため、いろいろな取り組みを行っています。
都内で収穫された農産物を、区内の学校給食に使い農家の直売所でも販売しています。

浅草寺

浅草寺

台東区の中でも観光スポットとして特に人気あるのが浅草寺です。
日本全国各地からも多くの方が訪れますが、海外からも多くの人が訪れています。
浅草寺は由緒正しいお寺で、徳川家康も祈願しに来たと言われています。
参道でもある仲見世通りには、さまざまなお店が立ち並んでいて、お土産や食べ物を購入する人で賑わっています。

台東区の歴史

台東区は原始時代にはほとんどが海底か湿地帯で、今のようではありませんでした。
縄文時代に入り川から土砂が運ばれるようになり、少しずつ陸地になっていたと予想されています。

628年に浅草寺ができ、江戸時代初期には港湾都市として整備されました。
中でも、上野地区は寛永寺の門前町として浅草寺周辺は繁華街として多くの人で賑わいました。

明治維新の際には、新政府軍との衝突もあって、シンボル的な存在であった寛永寺の堂塔のほとんどが焼けてなくなってしまいます。
しかし、その後動物園や美術館など人々が楽しめる施設が建設されて賑わいを取り戻しました。
1947年には台東区が誕生し、今日に至ります。

台東区の交通アクセス

台東区には、上野駅や浅草駅をはじめ、全部で16駅あります。
どの方面に行きたい場合でも、いくつもの路線から選べるので、困ることはないでしょう。
多くの人が利用する上野駅は、関東近辺へ行く電車だけでなく、東北や北陸に行く新幹線も通っています。

東京駅まで行かなくても遠方に行くことができるため、他県へ移動したい時にも便利でしょう。

主要駅までも近く、東京駅までは約6分で到着します。
ほかにも、品川駅までは約15分、池袋駅までは約17分、新宿駅までは約25分です。
乗り換えも必要ないため非常に便利です。
観光でもよく利用される浅草駅は、東京メトロ銀座線・都営浅草線・東武伊勢崎線が乗り入れています。

10分ほど歩いた場所には、つくばエクスプレスの浅草駅もあり便利です。
主要駅までは1回の乗り換えが必要になりますが、東京駅までは約19分、新宿駅までは約26分、池袋駅までは28分ほどで到着します。
ほかにも、品川駅までは約33分と、どこに行くにも近いです。

台東区のオフィス賃料相場

台東区のオフィス賃料相場

上野駅や浅草駅など利便性の高い駅が多く、オフィスを借りたいと考えている方も多いかもしれません。

ここからは、台東区のオフィス賃料の相場についてご紹介します。
30坪以下の1坪あたりの相場は13,117円です。
30~50坪では15,331円、50~100坪では14,024円になります。
広めの坪数で考えている場合は、100~300坪では20,482円、300坪以上で25,000円になります。

まとめ

台東区には上野駅や浅草駅など便利な駅が多く、東京の主要駅までも近いため大変利便性が高いエリアです。
動物園や博物館、浅草寺など見所も多く、地元の人だけでなく全国各地から観光客が訪れています。
最近ではインバウンド需要も高く、海外からさまざまな人が見に来ています。
古き良き下町の風情が残っているのも魅力です。

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