東京都目黒区の碑文谷は、環七通りと目黒通りが交差する場所にあり、車での移動に非常に便利な場所です。
鉄道に関しては、碑文谷エリアには駅はありませんが、徒歩圏内には東急東横線の学芸大学駅や都立大学駅、東急目黒線の西小山駅があり、バスの本数も多いので不便を感じることはないでしょう。

碑文谷という地名は非常に珍しいですが、その由来には諸説あり、碑文谷八幡宮にある碑文石から来ているという説や通り沿いに干物屋が多かったからという説もあります。
いずれにしても、碑文谷という地名は、1400年代にはすでに書物の中に登場しており、歴史の古いエリアであることには間違いありません。
ここでは、そんな碑文谷エリアにある観光スポットや商業施設、公共施設などをご紹介していきます。

碑文谷の観光スポット

碑文谷エリアで人気の観光スポットをご紹介します。

碑文谷のランドマークであるカトリック碑文谷教会(サレジオ教会)

碑文谷のランドマークであるカトリック碑文谷教会(サレジオ教会)

高級住宅街と知られる碑文谷エリアの中で、とりわけ高くそびえたっているのがカトリック碑文谷教会、通称サレジオ教会です。
1954年に江戸のサンタマリア聖堂として建立されたロマネスク様式の大聖堂であり、一面大理石で覆われた白壁の外観はとても美しく、碑文谷のランドマークとも言える建物です。
内部は鮮やかな装飾品によって荘厳な雰囲気が醸し出され、祭壇の右には聖ヨハネ・ボスコの彫刻が、左側にはピエタの大理石像が置かれています。
1985年には菅田将暉さんと松田聖子さんの挙式が、1993年には三浦知良(カズ)さんと設楽りさ子さんの挙式が行われたことでも話題となりました。

住所 東京都目黒区碑文谷1-26-24
電話番号 03-3713-7624
営業時間 10:00~17:00

▼カトリック碑文谷教会公式ホームページ
https://himonya-salesio.jp/

都内で最古の木造建築・経王山文殊院 円融寺

都内で最古の木造建築・経王山文殊院 円融寺

経王山文殊院 円融寺は、今からおよそ1150年前の853年に建立された古刹です。
建立当初は、天台宗の寺院であり、名前も法服寺でしたが、その後法華宗に改宗して法華寺という名前になります。

ところが、法華寺は徐々に法華宗の邪教である蓮華往生という思想に傾倒するようになったことで、江戸幕府から弾圧を受け、再び天台宗に改宗して名前も現在の円融寺となりました。

国の重要文化財にも指定されている釈迦堂は、平安時代に建築されたものであり、都内で最も古い木造建築としても知られています。

また、木造金剛力士像は、東京都指定有形文化財に、仁王門や日源上人五重石塔は目黒区の指定文化財に指定されています。
墓所としては、渡哲也さんや西城秀樹さんのお墓があることで有名です。
王貞治さんの妻のお墓もあり、墓所からお骨が盗まれるという事件も発生しました。

住所 東京都目黒区碑文谷1-22-22
電話番号 03-3712-2098
営業時間 9:00~16:00

▼円融寺公式ホームページ
https://www.enyuu-ji.com/

桜の名所としても人気の碑文谷八幡宮

桜の名所としても人気の碑文谷八幡宮

都立大学駅から歩いて10分ほど、目黒区碑文谷にある神社です。
創建された詳しい年代は不明ですが、1205年に畠山重忠が二俣川の合戦で北条氏に敗れたのち、重忠の家臣であった宮野佐近という人物が奉祀したと言われています。
江戸時代には碑文谷の鎮守様として厚い信仰を受けました。
碑文谷八幡宮には室町時代に造られたと言われる、梵字が刻まれた碑文石が保存されています。

神社の近くの地中から見つかったもので、この碑文石が見つかったことから、この一体が碑文谷という地名になったという説もあります。
現在、一の鳥居と二の鳥居の間の参道は、玉砂利が敷き詰められた桜並木となっていて、春になると多くの花見客で賑わうお花見スポットとしても人気です。

住所 東京都目黒区碑文谷3-7-3
電話番号 03-3717-6412
営業時間 - 

▼東京神社庁ホームページ
http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/meguro/5205/

碑文谷では数少ない大型商業施設のイオンスタイル碑文谷

碑文谷では数少ない大型商業施設のイオンスタイル碑文谷

高級住宅街である碑文谷エリアには大型商業施設はあまり多くありませんが、中でも圧巻の規模を誇るのがイオンスタイル碑文谷です。
前身はバブルの象徴とも言われ、ダイエーの旗艦店として知られたダイエー碑文谷店でした。

2016年にオープンしたイオンスタイル碑文谷は7階建てで、各フロアには食品やアパレル、生活雑貨、家電量販店など数多くの店舗が並び、品揃えは圧巻です。
周辺には大学が多いことから、フードコートを訪れる学生の姿も頻繁に見ることができます。

住所 東京都目黒区碑文谷4-1-1
電話番号 03-3710-1111
営業時間 9:00~22:00

▼イオン公式ホームページ
https://www.aeon.com/store/%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%B3/%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%AB%E7%A2%91%E6%96%87%E8%B0%B7/

碑文谷の公共施設

碑文谷の公共施設をご紹介します。

動物とも触れ合える住民の憩いの場・碑文谷公園

動物とも触れ合える住民の憩いの場・碑文谷公園

碑文谷6丁目にある公園で、目黒区内では清水谷公園と並んで最も歴史のある公園の一つです。
公園の中央にある大きな池である弁天池は、もともとは灌漑用のため池だったもので、現在はボート場があり、土曜日・日曜日は有料でボート遊びができます。

公園内にはこども動物広場があり、うさぎやモルモットなど小動物と触れ合うことができるほか、中学生以下であればポニー乗馬を楽しむこともできます。
憩いと交流の広場の花壇にはバラの花が咲き、春には桜、秋には紅葉を鑑賞できるなど、周辺住民の憩いの場として人気の公園です。

住所 東京都目黒区碑文谷6-9-11
電話番号 03-5722-9775
営業時間 6:00~21:00

▼目黒区公式ホームページ
https://www.city.meguro.tokyo.jp/douro/shisetsu/sports/himonya.html

江戸時代の暮らしを知ることができるすずめのお宿緑地公園

今から200年ほど前、江戸時代中期の碑文谷は竹林が多く、タケノコの産地として有名でした。
現在では竹林の多くは姿を消してしまいましたが、地主の一人が竹林を目黒区に寄付し、公園として整備されたのがすずめのお宿緑地公園です。

なお、公園の名前は、昭和の頃にすずめが多く飛び交っていたことに由来しています。
公園には竹林や子ども用の遊具があるほか、敷地の一角には古民家があります。
この古民家は目黒区緑ヶ丘にあった栗山家の旧宅を移築したもので、無料で内部を閲覧することが可能です。

住所 東京都目黒区碑文谷3-11-22
電話番号 03-5722-9775
営業時間 -

▼目黒区公式ホームページ
https://www.city.meguro.tokyo.jp/douro/shisetsu/sports/suzume.html

桜並木がきれいな立会川緑道

立会川は、碑文谷池を水源とする二級河川で、全長が7.4kmほどあります。
戦前までは非常に水がきれいで、小魚が泳ぎホタルも見られましたが、その後水質が悪化して暗渠となってしまいました。
暗渠のうち、碑文谷八幡宮から品川区の西小山駅までのおよそ1kmが立会川緑道として整備されています。
昭和45年からは、緑道沿いに桜の木を植える活動が行われており、現在では春になると緑道沿いにきれいな桜並木を見ることができます。

住所 東京都目黒区碑文谷3-4-9
電話番号 03-5722-9320
営業時間 -

▼目黒区公式ホームページ
https://www.city.meguro.tokyo.jp/shougaigakushuu/bunkasports/areanavi/tachiai.html

まとめ

ここまで、碑文谷の観光スポットや商業施設、公共施設を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
目黒区内でも屈指の高級住宅街であり、大きな公園や歴史的な建造物の多い、落ち着いた雰囲気の街並みがファミリー層にも人気のエリアとなっています。

一方で、目黒駅や品川駅が目と鼻の先という立地からオフィスとしての需要も高く、中規模・小規模のオフィスビルが多く見られるエリアでもあります。
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