西池袋は、昭和の中頃まではなかなか開発が進まない地域でした。
しかし、1980年代に入って区画整理が行われると徐々に開発が進んでいきます。
そして、今となっては東京でも有数の都市となりました。
今回は、そんな西池袋の観光スポットや商業施設などをご紹介していきましょう。

西池袋の観光スポット

西池袋自体は歴史の深い土地なのですが、たいていの施設は戦時中に行われた空襲によって大半が焼けてしまいました。
そのため、観光スポットは比較的歴史の浅いものが中心です。
とはいえ、観光スポットとしては、クオリティの高い施設がたくさんあるので、今回はその中からいくつかの施設をご紹介していきます。

東京芸術劇場

東京芸術劇場

東京芸術劇場は1990年に建てられた施設です。
もともとは、東京でもオペラ公演を行えるような施設がほしいとの要望のもとで計画された劇場でした。
コンサートホールはとても広く設計されています。
100人以上の演者が同時にステージに立てるほどで、客席も2,000席近くあり、大規模な公演ができる劇場と言えるでしょう。

もっとも、公益財団法人が運営している施設であるため、一般の人にも貸し出しされています。
そのため、学生や市民楽団によるコンテストなども行われているので、西池袋の人々にとって馴染み深い施設と言えるでしょう。
毎年夏頃にはボンクリ・フェスと呼ばれる音楽祭も行われています。

住所 東京都豊島区西池袋1-8-1
電話番号 03-5391-2111
受付時間 9:00~22:00

▼東京芸術劇場の公式ホームページ
https://www.geigeki.jp

池袋演芸場

池袋演芸場

池袋の中でも比較的古い観光スポットとしては、池袋演芸場が挙げられます。
池袋演芸場は1951年に開業しました。
とはいえ、東京にあるほかの演芸場に比べると最も新しい演芸場となっています。
歴史が浅いこともあって、池袋演芸場は客寄せに苦戦してきました。
今でも落語家の人たちは、観客が少ないと、「まるで池袋みたいだ」と冗談を言うくらいです。

それでも、六代目三遊亭圓生が演芸場を残すために努力した結果、今では西池袋の中でも有数の観光スポットとなりました。
ちなみに、落語家が所属する協会は2つあり、落語協会と落語芸術協会があります。
このうち、池袋演芸場に出演する落語家はいずれも落語協会に所属する人たちです。
そのため、テレビでもよく見る落語家や実力のある噺家の落語を聞くことができます。
また、落語協会には、落語家のほかにもお笑い芸人が多数所属しているので、行く日によっては漫才などを楽しむこともできるでしょう。
 
住所 東京都豊島区西池袋1-23-1エルクルーセビル地下1階
電話番号 03-3971-4545
営業時間 12:00~21:00

▼池袋演芸場のホームページ
https://www.ike-en.com

西池袋の商業施設

西池袋は今となっては東京でも有数の商業街となりました。
そのため、有名な大型商業施設が多く、一日ではとても回り切れないほど揃っています。
今回は、その中から特に人気の高い商業施設をピックアップしてご紹介していきましょう。

東武百貨店本店

西池袋と聞いて誰もが思い浮かべるのは東武百貨店でしょう。
1962年に池袋駅に併設する形で開業した東武百貨店は、西池袋の商業を長年にわたって牽引してきました。
商業施設でありながら、ある意味西池袋のシンボルとなっているかもしれません。
地下2階分も含めると、17階建ての広々とした店内にはさまざまなショップがあります。

そのため、困った時は東武百貨店に行けばなんでも揃えることができるでしょう。
近年は、百貨店の苦戦がささやかれている時代になっていますが、そんな中でも東武百貨店は圧倒的な集客力と売上を誇っています。
ちなみに、現在の東武百貨店の店舗は再開発に伴って建て替えられることとなっています。
今の姿を見られるのも残りわずかなので、記念に訪れてみるのもいいでしょう。

住所 東京都豊島区西池袋1-1-25
電話番号 03-3981-2211
営業時間 10:00~20:00

▼東武百貨店のホームページ
https://www.tobu-dept.jp/ikebukuro/

ロサ会館

ロサ会館は、池袋の中でも歴史の古い商業施設で、特徴的なピンクのビルは1968年に建てられました。

そのため、西池袋にあるほかの大型商業施設に比べればややこぢんまりとしているのですが、レトロな雰囲気がウケており、根強いファンに支えられている商業施設です。
ロサ会館が人気の理由の一つとして、インベーダーゲームをいち早く日本に導入した商業施設であることが挙げられます。
ロサ会館は、当初からインベーダーゲームを作ったタイトーと深い関わりがあり、ビルの中にゲームセンターを作っていました。

そして、インベーダーゲームが流行すると、ロサ会館のほかのテナントにも客が集まるようになります。
以降、ロサ会館はゲーマーにとって馴染みの場所となり、長年愛され続けているのです。
さらに、長年の常連客だけでなく最近ではレトロブームも相まって若年層の客も増えてきています。

また、ロサ会館に併設されているシネマ・ロサも見逃せません。
ここでは、普通の映画館では上映しないようなマイナーな映画も取り扱っているため、映画マニアの行きつけの場所となっています。

住所 東京都豊島区西池袋1-37-12
電話番号 03-3986-3711
営業時間 10:00~0:00

▼ロサ会館のホームページ
http://www.rosakaikan.com/floorguide/index.html

エソラ池袋

エソラ池袋

ここまで、歴史の長い商業施設をご紹介しましたが、次にご紹介するのは2009年に開業したエソラ池袋です。
9階建てのコンパクトなビルは、池袋の新たなシンボルを目指して作られました。
エソラ池袋のウリは、なんといっても池袋駅の改札を抜けたらすぐに店に行けるところです。

一般的な店に行く際には一度駅を出てからでなければ入口にたどり着けませんが、エソラ池袋はそんな手間をかける必要はありません。
中に入っている店もバラエティ豊かで、雑貨屋からアパレルまでお客のニーズに応えられるような施設となっています。
また、レストランやカフェも充実しており、ランチだけでなくディナーもここで済ませられるでしょう。

住所 東京都豊島区西池袋1-12-1
電話番号 03-5827-5838
営業時間 10:30~23:00

▼エソラ池袋のホームページ
https://www.esola-ikebukuro.com

西池袋の公共施設

西池袋は、商業施設などの開発が遅れていた一方で、公共施設に関しては充実している街です。
また、西池袋はたびたびドラマや映画の舞台にもなってきました。
公共施設の中には、いわゆる聖地となっている場所もあるので、西池袋を舞台としている作品が好きな人にとっては巡礼すべきと言えるでしょう。

池袋西口公園

池袋西口公園

現在池袋西口公園がある場所は、もともと師範学校や大学がある土地でした。
それが、大学の移転や区画整理に伴って空き地になり、1970年に池袋西口公園ができます。
当初は閑散とした場所でしたが、西池袋が発展するとともに、若者が集まる場所となっていきました。
池袋西口公園といえば、ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」の撮影地となった場所としても知られています。

長瀬智也さんや窪塚陽介さんが出ていたドラマをリアルタイムで見ていたという人も多いでしょう。
当時ドラマを見ていた人が池袋西口公園に来れば、ドラマで見たところだとなること間違いなしです。

また、池袋西口公園には、近年新しく野外シアターや野外劇場が設置されました。
この野外シアターでは、パブリックビューイングが行われているほか、野外劇場ではコンサートなども行われています。
ただの公園にすぎなかった場所が、今となっては池袋西口公園の名物スポットとなっていると言ってもいいでしょう。

住所 東京都豊島区西池袋1-8-26
電話番号 03-3981-0534
開園時間 5:00~1:00

▼豊島区公式ホームページ
https://www.city.toshima.lg.jp/340/shisetsu/koen/029.html

まとめ

今回見てきたように池袋は近年開発が進んだにもかかわらず、観光スポットから商業施設までとてもバラエティ豊かな街となっています。
観光はもちろんのこと、レンタルオフィスを借りて働く場所としてもうってつけの土地とい言えるでしょう。

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