深川は江東区の西側、荒川と隅田川に挟まれたエリアにあります。
古くから運河が整備され、水運の要衝として発展してきました。
そのため、歴史的な建造物も多く、都心にありながらも下町情緒が同居するのんびりとした雰囲気が残る街でもあります。
深川といえば、アサリを使った炊き込みご飯である深川めしも有名で、深川へ行く機会があればぜひとも食べてみたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、深川でおすすめの観光スポットや公共施設をご紹介しています。
見どころの多い街なので、深川を訪れる予定があるならばぜひ参考にしてみてください。

深川の観光スポット

まずは、深川エリアで人気の観光スポットのご紹介します。

勇壮な水掛け祭りで知られる富岡八幡宮

勇壮な水掛け祭りで知られる富岡八幡宮

1627年に創建された富岡八幡宮は、徳川家の厚い保護を受けた江戸最大の八幡様であり、古くから庶民に親しまれてきました。
1945年3月の東京大空襲によって社殿が焼失してしまったため、現在見ることができる社殿は1956年に再建されたものです。
富岡八幡宮は、江戸勧進相撲発祥の地としても知られており、境内には横綱力士碑、大関力士碑があります。

現在でも、新しく横綱が誕生した時には、富岡八幡宮で奉納の土俵入りが行われます。
富岡八幡宮が一番盛り上がるのは、380年の歴史を誇る深川八幡祭りです。
赤坂の日枝神社の山王祭、神田明神の神田祭とともに江戸三大祭の一つに数えられています。

8月15日を中心に行われるお祭りで、3年に1度開催される本祭では日本―の黄金大神輿を中心に50基を超える大神輿が氏子地域を練り歩くのです。
この時、沿道から担ぎ手に水が浴びせられるため、別名を水掛け祭りとも呼ばれています。

住所 東京都江東区富岡 1-20-3
電話番号 03-3642-1315
営業時間 -

▼富岡八幡宮公式ホームページ
http://www.tomiokahachimangu.or.jp/

体験修行もできる深川不動堂

体験修行もできる深川不動堂

深川不動堂は、千葉県にある成田山新勝寺の東京別院として1703年に建立されました。
富岡八幡宮が深川の八幡様と呼ばれていたのに対して、こちらは深川のお不動様として親しまれてきました。
毎月1日・15日・28日には縁日が開催されるため、参道の両側に露天が並び盛況を呈しています。

深川不動堂には本堂が2つあります。
建立当時に本堂は東京大空襲によって焼失してしまったため、千葉県龍腹寺のお堂を移築したものが現在旧本堂と呼ばれている建物です。

そして、2011年に完成したのが現在の本堂です。
外壁一面が黒と金の梵字で覆われており、非常にインパクトがあります。
また、深川不動堂では体験修行も行っています。
写経や写仏のほか、密教の瞑想法である阿字観など、貴重な体験ができるので、日頃の喧騒を忘れて心を鎮めるためにも、ぜひ体験してみてはいかがでしょうか。

住所 東京都江東区富岡1-17-13
電話番号 03-3641-8288
営業時間 8:00~18:00

▼深川不動堂公式ホームページ
https://www.fukagawafudou.gr.jp/

ショッピング・映画・レストランなど何でも揃う大型複合商業施設・深川ギャザリア

ショッピング・映画・レストランなど何でも揃う大型複合商業施設・深川ギャザリア

深川ギャザリアは、株式会社フジクラの跡地に建設された複合商業施設で、オフィスビルを中心にショッピングやアミューズメントなど、さまざまな施設を完備しています。
買い物がてら映画を楽しんだり、フィットネスクラブで汗を流したりと、ライフスタイルに合わせた楽しみ方ができます。
また、敷地内には四季折々の草花を楽しめるガーデンコートや噴水広場など憩いのスペースが用意されており、自然と触れ合うことのできるお散歩コースとしてもおすすめです。

住所 東京都江東区木場1-5-10
電話番号 03-5857-2140
営業時間 10:00~22:00 (レストランは11:00~23:00)

▼深川ギャザリア公式ホームページ
https://www.gatharia.jp/

深川めしの名店・門前茶屋

深川を訪れたら深川めしは食べておきたいところです。
深川にはおいしい深川めしを出すお店がたくさんありますが、その中でもおすすめなのが門前茶屋です。
テレビのグルメ番組でも何度も取り上げられています。
深川めしには、ご飯にアサリの味噌汁をかけるぶっかけめしとアサリのむき身を炊き込む炊き込みご飯の2つのタイプがありますが、このお店の深川めしはアサリご飯を高圧で蒸し上げるというオリジナルの製法で造られており、ふっくらとした優しく上品な味が特徴です。
アサリだけでなく穴子のメニューも人気があるので、ぜひ一緒に召し上がってみてはいかがでしょうか。

住所 東京都江東区富岡1-5-1
電話番号 03-3641-0660
営業時間 11:30~14:00(ランチ) 16:30~22:30(ディナー)

▼門前茶屋公式ホームページ
https://akr8157866363.owst.jp/

深川の公共施設

深川の公共施設のご紹介です。

貴重な名石や野鳥を見ることができる清澄庭園

貴重な名石や野鳥を見ることができる清澄庭園

江戸時代に久世家の屋敷だった場所を、明治時代になって岩崎弥太郎が手に入れて造園を計画、1891年に深川親睦円として開園したのが清澄庭園の始まりです。
清澄庭園は、池の周囲を歩きながら景観を楽しむこと目的とした回遊式庭園であり、隅田川から引いた水で大泉水を造り、その周囲には伊豆石や佐渡赤玉石、伊予青石、紀州青石など全国から取り寄せられた立派な名石が配置され、観賞用の築山が造られました。

最大の築山には富士山という名前が付けられています。
また、池の畔には国賓を招待するために建設された涼亭という建物があり、現在は食事処として利用することができます。
池にはカルガモやキジバト、ムクドリなどのほか、夏にはコアジサシやツバメ、冬にはキンクロハジロやモズ・メジロ、ハクセキレイなども見られ、野鳥観察スポットとしても人気です。

住所 東京都江東区清澄3-3-9
電話番号 03-3641-5892
営業時間 9:00~16:30

▼公益財団法人 東京都公園協会ホームページ
https://www.tokyo-park.or.jp/park/kiyosumi/

きれいな夜景を楽しめる永代橋

隅田川に架かる橋で、江東区と中央にまたがっています。
江戸時代は深川の大渡しと呼ばれる渡しがあった場所で、元禄年間に渡しに代わって橋が架けられました。
当時の永代橋は、今よりも100mほど上流にありましたが、1926年に今の位置に架けられました。

日本初の鉄橋としても知られ、2007年には国の重要文化財に指定されています。
夜は23時までブルーにライトアップされ、背景の高層マンション群や東京スカイツリーを背景にきれいな夜景を見ることができます。
夜景を目当てに訪れるカップルも多く、デートスポットとしても人気です。

住所 東京都江東区永代1丁目 ~中央区新川1丁目
電話番号 -
営業時間 -

江戸時代にタイムスリップできる江東区深川江戸資料館

江東区深川江戸資料館は、江戸時代の深川の街並みをリアルに再現した文化施設です。
展示室には、実物大の江戸時代の街並みがジオラマで精密に再現されており、表通りの大店や白壁の土蔵、宿屋の路地や井戸、火の見櫓なども当時を彷彿とさせます。
もちろん、生活用品なども展示してあるので、当時の庶民の生活の様子も垣間見ることができます。

館内にはボランティアガイドさんもいるので、わからないことがあれば気軽に質問してみましょう。
また、江戸の伝統芸能である浄瑠璃や小唄、落語の会、着物の着付け体験や飴細工の実演など不定期にさまざまなイベントも開催されています。

住所 東京都江東区白河1-3-28
電話番号 03-3630-8625
営業時間 9:00~17:00

▼公益財団法人 江東区文化コミュニティ財団
https://www.kcf.or.jp/fukagawa/

まとめ

ここまで、深川でおすすめのスポットについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
自然豊かで落ち浮いた雰囲気もあり、非常に暮らしやすいエリアです。
深川には大きな繁華街や商業施設が少ないので、地味だと感じている方も多いかもしれませんが、実際はそんなことはありません。

隅田川を渡ればすぐに中央区という立地から、ビジネス街としての一面もあります。
最寄駅である門前仲町駅には、東京メトロ東西線・都営地下鉄大江戸線が乗り入れています。
また、東京メトロ半蔵門線の清澄白河駅も利用可能なので、都心へのアクセスは良好で、オフィスとしての需要も高い街です。
深川で賃貸オフィスを検討されているのであれば以下のサイトが便利なので、オフィス探しに活用してみてはいかがでしょうか。

【深川】の賃貸オフィスはこちらから。