市ヶ谷は防衛省がある街として知られており、戦争の歴史などを学べる施設が豊富です。市ヶ谷でおすすめの観光スポットや商業施設、知っておくと役立つ公共施設をご紹介します。

観光スポット

市ヶ谷でおすすめの観光スポットをご紹介します。

防衛省・市ヶ谷地区見学(市ヶ谷台ツアー)

防衛省・市ヶ谷地区見学(市ヶ谷台ツアー)

防衛省の建物を外から眺めるだけや記念撮影するだけでも行く価値はありますが、より楽しむには、事前予約をしたうえで、市ヶ谷台ツアーに参加しましょう。

自衛官のガイドのもとで、通常では入れないスポットも含めて見て回ることが可能です。

防衛省がある自衛隊の市ヶ谷地区の敷地は約25haもあり、地域内で起居する自衛官のための宿舎や、約1万人に及ぶ職員が勤務する施設が備わっています。

見学ツアーでは、市ヶ谷地区内にある現役で使われている庁舎をはじめ、第二次世界大戦の日本軍の戦犯が裁かれた極東国際軍事裁判の法廷となった大講堂などを移設・復元した市ヶ谷記念館、大本営地下壕跡を見て回ることができます。

見学ツアーは月曜から金曜の平日、午前と午後各1回の定時見学で、事前予約が必要です。大本営地下壕跡の見学ができるのは、午後の回のみです。事前予約を入れた日時に防衛省正門で入門手続きを行いましょう。その後、ガイドの案内で内部を見て回れます。

市ヶ谷記念館は戦前にあった1号館を移築・復元したものです。内部には、極東国際軍事裁判の法廷として使用された大講堂も移築されており、旧軍の資料や制服なども展示されています。

旧陸軍大臣室は、陸軍士官学校時代に学校長の部屋として使われ、戦時中は陸軍大臣室として使用されていた部屋です。旧便殿の間は陛下が御休憩された旧便殿の間を移築したものです。

午後のツアーでのみ見学できる大本営地下壕跡は、大本営陸軍部、陸軍省、参謀本部等の陸軍の主要機関の防空壕として建設されました。

市ヶ谷記念館のほか、現在実際に使われている庁舎も見学できます。庁舎A棟は、都内最大規模のヘリポートを備えた官公庁最大規模の庁舎です。防衛の中軸として大臣をはじめ内部部局、統合幕僚監部、陸・海・空各幕僚監部等の防衛の中枢機関が入庁しています。

庁舎B棟は陸・海・空各自衛隊の通信関係部隊が使う通信局舎で、通信鉄塔の高さは220メートルに及びます。庁舎C棟は情報本部などの情報関係機関・部隊が入庁する庁舎です。

庁舎D棟は防衛装備庁、防衛監察本部等が入り、市ヶ谷地区全体の防災管理を担っています。庁舎E棟は市ヶ谷地区の各機関の業務を支援する陸・海・空各自衛隊が業務を行っています。

庁舎F棟は安全保障や戦史等に関する政策指向の調査研究を行う防衛研究所が使用している場所で、防衛研究所戦史研究センター資料閲覧室では所蔵している旧陸・海軍資料を閲覧することが可能です。厚生棟は職員の福利厚生の場です。

隊舎は敷地内で起居する自衛官の宿舎 で、居室や食堂、浴場などがあります。メモリアルゾーンは殉職者の慰霊碑をはじめ、市ヶ谷地区に点在していた記念碑・慰霊碑を集約した場所です。

屋外ヘリ展示場では、屋外に展示してあるヘリコプターを見学できます。戦争の歴史を体感したい方、防衛や自衛隊、ヘリコプターなどが好きな方にはたまらない観光スポットです。

住所 東京都新宿区市谷本村町5-1
電話番号 03-5366-3111
営業時間 -
▼防衛省・自衛隊HP
https://www.mod.go.jp/j/press/ichigaya/index.html

東郷元帥記念公園

日露戦争でロシアのバルチック艦隊を破った功績を持つ、東郷平八郎連合艦隊司令長官の私邸を東郷元帥記念会から寄付を受け、公園として開園されたものです。

園内には東郷邸にあったライオン像や力石が残されています。また、お子様が遊べる遊具も設置されています。

住所 東京都千代田区三番町18
電話番号 03-5211-4243
営業時間 -
▼千代田区観光協会HP
https://visit-chiyoda.tokyo/app/spot/detail/447

商業施設

市ヶ谷には商業施設が少ないですが、満を持して2014年に誕生した商業施設をご紹介します。

GEMS市ヶ谷

飲食店が少なかった市ヶ谷に商業施設を誕生させることで、地域の新しいライフスタイルを提案することをコンセプトに掲げて誕生した都市型商業施設です。

オープン当時は、市ヶ谷・飯田橋・四ツ谷エリアにこれまで出店していなかった10店舗が入り、そのうち7店舗が新築商業施設内初出店として話題を集めました。

開業から10年ほど経ち、店舗の入れ替わりはありますが、ワンフロアごとに和食、焼き肉、カフェバール、フレンチやイタリアン、スペインバルと個性豊かな飲食店が揃っています。

1店舗1フロア構成なので、広々としており、こだわりのメニューだけでなく、各店舗の雰囲気やインテリアも楽しめるのが魅力です。

B1Fは暖炉を構えるバーBARAbajoで、暖炉の灯りを眺め、音楽を聴きながらお酒が楽しめます。2軒目、3軒目の利用や一人でしっとりお酒が飲みたい時におすすめです。

1Fは市ヶ谷 スパニッシュライブキッチンTinc ganaです。ジェローム・キルボフ シェフによるお店で、新鮮で上質な厳選食材を活かしたオリジナリティあふれる料理を目の前で作るのを楽しめるライブキッチンになっています。

2Fはイタリアン・フレンチJAM ORCHESTRAで、デザイナー監修のおしゃれな空間で、モダンフレンチとイタリアンを融合した新しいスタイルの料理を楽しむことができます。ほかにはないオリジナルの料理と世界のワインや厳選された日本酒が楽しめるお店です。

3Fはアジア・エスニックオールドタイランドGEMS市ヶ谷店です。タイ現地の味を再現し、香辛料やハーブをふんだんに用いた甘味と辛味、酸味の三拍子揃ったタイ料理が楽しめます。料理だけでなく、陽気で明るいタイの雰囲気も感じられるお店です。

4Fは居酒屋・ダイニングバー焼きとり・おでんさかじです。紀州備長炭で焼く全国各地から厳選した銘柄鶏の焼き鳥と、季節を問わず楽しめるおでん、旬の素材を使ったおばんざい、店主目利きの地酒が楽しめる個室居酒屋となっています。

天然木や石などを使用した和モダンな内装で、すべてがテーブル個室なので、気の置けない仲間と和気あいあいと楽しみたい時におすすめです。

5Fは居酒屋・ダイニングバー五色GEMS市ヶ谷店が入店しています。シンプル・和・モダン・大人・親しみの5つのキーワードをテーマにした空間にはカップルに人気のオープンカウンターをはじめ、接待にも使いやすい個室もあります。

6Fは居酒屋・ダイニングバー金市朗市ヶ谷店です。上質な大人の居酒屋をコンセプトにしており、宮城の季節食材を独自ルートで仕入れなど食材や調理法、演出にこだわっています。

ゆっくりと語り合える個室も完備されています。

7Fは出汁しゃぶおばんざいおかか市ヶ谷です。心ゆくまで出汁を楽しむことをコンセプトにしており、こだわりの出汁を使ったさまざまな料理を堪能できる和食店になっています。

8Fはステーキ&イタリアンSTEAK HOUSE De Salitaです。格調高いエレガントな空間で、熟成・焼き・品質にこだわった極上のステーキと、微生物農法で作られた彩り鮮やかな野菜料理などが楽しめます。

市ヶ谷の景色を眺められるガラス張りの窓側席と、ゆったりとくつろげるソファー席を備え、ダイニングホールには大きなシャンデリアが輝き、ゴージャスな雰囲気を演出しています。

9Fは焼き肉・ホルモン・鉄板焼き炭火焼肉中はらです。三ノ輪の名店として人気を博した炭火焼七厘が、GEMS市ヶ谷オープンに伴い市ヶ谷へ移転し、話題を集めました。

幻のタンや人気の生肉メニューはじめ、おまかせコースで最高級の黒毛和牛を楽しむことができます。ランチタイムには、ジューシーなメンチカツなどを定食スタイルで食べられます。

住所 東京都千代田区六番町4-3
電話番号 店舗により異なる
営業時間 店舗により異なる
▼GEMSHP
https://www.gems-portal.com/ichigaya/floor.html

公共施設

市ヶ谷には公共施設は少ないですが、存在を知っておくと、いざというとき低コストで便利に活用できる公共施設をご紹介します。

九段上集会室

定員15名の和室、定員35名と定員25名の洋室があり、洋室はつなげて最大60名の利用も可能です。会議や研修、セミナーや教室、ワークショップやイベントなどの開催に使うことができます。

利用日の前日までに、富士見出張所まで使用料を添えて申し込むことが必要です。空きがあれば前日でも申し込めるため、急な会議や研修、イベントをしたい時に便利です。

住所 千代田区九段南2-9-6
電話番号 03-3263-3841
営業時間 午前9時から午後10時
▼千代田区HP
https://www.city.chiyoda.lg.jp/shisetsu/kuyakusho/kudanue-shukai.html

まとめ

市ヶ谷には、極東国際軍事裁判の法廷として使用された大講堂など歴史的なスポットがある市ヶ谷記念館をはじめ、防衛省の内部を見学できるツアーなど、ほかにはない魅力的な観光スポットがあります。

商業施設は少ないですが、歴史を感じながら、こだわりの飲食を楽しめるスポットに訪れるのもおすすめです。

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