「オフィスの移転を考えているが、手続きや方法がわからない」と考えている方もいるのではないでしょうか。
オフィスの移転には、退去時の手続きや移転先の審査・引っ越し、廃棄物の処理など、やるべきことがたくさんあります。そのため、オフィス移転コンサル会社に依頼するという方法もあります。
この記事では、オフィス移転コンサルについて、業者の選び方、依頼するメリット・デメリットなどを解説します。オフィス移転コンサルについて知ることで、オフィスの移転がスムーズにいくでしょう。オフィス移転コンサルのご利用を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
オフィス移転コンサルは移転代行業者
オフィス移転コンサルとは、オフィス移転のサポートをする移転代行業者です。オフィス移転は、複数の手続きや各所への連絡、引っ越しなどの業務が発生するため、仕事の片手間にするのが難しいです。
業者に依頼することで、代行してオフィス移転をしてくれるため、移転の負担や手間を省けます。
1-1. オフィス移転コンサルの種類
母体となる業種 | 強み・特徴 |
---|---|
不動産業者 | 物件の情報量が多い |
デザイン・設計業者 | デザイン性の高いオフィス |
建設・内装工事業者 | 質のいいオフィス空間づくり |
運送業者 | 引っ越しコストの削減、日程の柔軟な調整 |
コンサル専門業者 | 退去から入居まで一貫したサービス |
母体業種により、強みや特徴が変わります。御社のニーズに合わせて、オフィス移転業者を選択しましょう。
オフィス移転コンサルに依頼できること
物件探し
オフィスの種類や家賃、面積、立地条件、移転時期などの条件から移転先となる物件を探します。物件選びのアドバイスを受けられるほか、条件を指定することでよい物件が見つかります。
レイアウトプランニング
現状課題やコンセプトから、新オフィスのレイアウトを具体化します。家具・内装・設備の配置や空間の使用方法など、魅力的なレイアウトを提案してもらえるでしょう。
引越し手続き
引越し会社の手配や得意先への通知、法務局・税務署への書類提出などをサポートしてくれます。移転マニュアルの作成や搬出入作業、備品の配置など人員が必要になる作業も多いため、移転業者に依頼すると便利です。
什器の手配
移転先のオフィスに配置する什器を選定したり、リストアップしてくれたりします。使わなくなった古いオフィス家具の処分や売却もサポートしてくれます。
オフィス移転コンサル会社の選び方
オフィス移転コンサル会社を選ぶ前に、移転する目的と解決したい課題を明確にしましょう。目的や課題が出たら以下の選び方を参考に、オフィス移転コンサル会社を探してください。
法令や条例など専門的な知識があるか
レイアウト作成の際、建築基準法や消防法、労働安全衛生法など設計基準をクリアする必要があります。法令をクリアしないと移転が認められないことも。
そのため、移転する際に気を付けるべき法令や条例に詳しいコンサル会社を選びましょう。地域により条例が異なる場合があるため、地域性に詳しいコンサル会社を選定した方がよい場合もあります。
費用が具体的になっているか
コンサル会社に依頼する際、相見積もりを取り、費用が高すぎないか、必要なサービスが含まれているか確認しましょう。そうすることで、暴利なコンサル費用になることを防げます。
また、料金相場よりも安すぎる、レスポンスが遅いなどの場合は、満足なサービスが受けられない可能性があります。事前に担当者とよく確認したうえで、依頼先を決めることが重要です。
オフィス移転コンサルに依頼するメリット
オフィス移転には膨大なタスクや手続きが発生し、専門知識がないと難しい作業も多いです。オフィス移転コンサルに依頼することで、受けられるメリットを3つ解説します。
移転業務を代行してくれるため人員や時間を軽減できる
オフィス移転を進めながら通常業務を行う場合、社員の負担が増加し、通常業務が滞る可能性があります。移転作業を代行してもらえば、オフィス移転に関することを全て委託できるため、社員の通常業務が滞る心配がなくなります。
コンサル費が発生しますが、専門家に依頼することで移転がスムーズにでき、レイアウトや配置なども問題なく行えるでしょう。
適格なスケジュールで効率よく進められる
専門的な知識を持ったコンサル会社からアドバイスを受けることで、ありがちなトラブルを回避でき、スケジュール通りに移転が進みます。万が一トラブルが発生した場合でも、コンサル会社に相談できるため、スムーズに解決できます。
数年単位でオフィスを移転するケースもあるため、計画的に移転をしたい方は、コンサル会社に依頼するのがベストでしょう。
専門家の意見を参考にして移転できる
オフィス移転のスケジュール設定やレイアウト設計、設備の手配や通信インフラ設備の整備など、移転には専門的な知識が必要になります。
また、移転の際にはさまざまな業者を見つけ、内装は内装屋、水道周りは水道屋など、分野ごとに依頼する業務が発生します。オフィス移転の専門家であれば、信頼できる業者とつながっており最短で依頼・施工が可能です。
オフィス移転コンサルに依頼するデメリット
一方で、オフィス移転コンサルに依頼するデメリットもあります。コンサル会社選びを間違えると、余計な費用や労力が発生するリスクがあるため把握しておきましょう。
移転にかかる費用が高くなることがある
オフィス移転コンサルを利用するには、コンサル費を払う必要があります。コンサル会社選びを間違えると、高額な報酬や着手金、保証金など別途費用を請求されることもあるため注意が必要です。
実際の請求額と見積もりの金額が異なる場合や、依頼以外の工事をして追加請求される場合があるため注意しましょう。
委託先と円滑に進まない場合がある
コンサル会社や担当者により、相性が合わない場合もあります。
- コンサル会社との意思疎通がうまくいかない
- なかなか信頼関係を築けない
- お互いの話が噛み合わず円滑に進まない
時間がかかるだけ、移転がスケジュール通りに進まず、結果として計画通りにオフィス移転ができないかもしれません。顔合わせを数社して、御社に合ったコンサル会社や担当者を選びましょう。
オフィス移転コンサルに依頼する際の費用
オフィスの規模 | コンサル費用 |
---|---|
小規模オフィス(10人未満) | 25〜50万円程度 |
中規模オフィス(10人以上100人未満) | 100〜300万円程度 |
大規模オフィス(100人以上) | 300〜1,000万円以上 |
上記はあくまで参考です。依頼するサービス内容や時期、エリアにより費用は変動します。オフィス移転コンサル会社は、ホームページ上に費用を載せていない場合が多いため、無料見積もりや無料相談をして、費用をお確かめください。
御社のニーズに合ったコンサル選びが重要
オフィス移転コンサル会社に依頼することで、従業員の負担が減ります。また、適切なアドバイスを得られることで、スムーズな移転ができるでしょう。依頼する際は、御社のニーズに合う会社を選び、費用とサービス内容を明確にしてから依頼しましょう。
東京事務所探しプラスでは、移転時に必要なサービスをお得に提供し、ローコストでオフィス移転を実現できます。お気軽にご相談ください。