東京ではお仕事の内容によっては出張の多い企業もあります。特に全国に支店があったり、技術職や営業職の場合は出張が多くなったります。このような企業が賃貸オフィスを選ぶ時には空港や新幹線の駅へのアクセスが良い場所を選ぶと時間や人件費を削減することができます。
しかし、東京でアクセスが便利な駅は賃貸料が高いところが多いので、賃貸オフィスを選ぶ時には場所と賃料の両方から最も都合の良いところを選ぶ必要があります。東京で出張の多い企業の賃貸オフィスを探している方におすすめのエリアを紹介します。
目次
アクセス重視で都内のオフィスを選ぶメリット
出張が多い場合、新幹線や空港へのアクセスが良い場所の賃貸オフィスと空港まではあまりアクセスのよくない場所での賃貸オフィスとでは、交通費や人件費にかなりの差が出てしまいます。
出張の移動時間に業務を行おうと思っていても、乗り換えがあったり席に座れなかったりと思うように仕事ができず、そのまま移動時間を過ごすことも十分にあります。空港や新幹線線の駅までのアクセスに時間がかかってしまうと、交通費などだけではなく、仕事のロスが加算されてしまうことにもなりかねないのです。
品川駅付近の賃貸オフィスの場合
例えば東京の品川駅近辺の賃貸オフィスであれば、乗り換えることなく約20分で羽田空港に到着します。
所要時間:20分程度
乗り換え:無し(京急本線エアポート快特)
費用:410円
赤坂近辺の賃貸オフィスの場合
赤坂から2回の乗り換えを行うため、約50分ほどかかります。
所要時間:50分程度
乗り換え:2回(赤坂駅から東京メトロで日比駅→都営三田線で三田駅→都営浅草線で羽田空港)
費用:730円
このように、時間にして倍以上、費用でも4割程度の違いが出てきます。アクセスが便利なエリアに賃貸オフィスを構えていると、このような場合の人件費や交通費を削減することができるでしょう。
空港へのアクセスが良い都内のオフィスエリア
出張の多い企業が東京で賃貸オフィスを選ぶ場合、空港へのアクセスが良いところを探すと良いでしょう。国内の出張が多いのならば羽田空港、海外の出張が多いのなら成田空港へのアクセスが便利です。
それぞれ20坪以上50坪未満ほどのビルという想定で、空港へアクセスの良い駅の比較をしてみましょう。
羽田空港へのアクセス
羽田空港へのアクセスのよいエリアは以下の3つです。
・浜松町駅
浜松町駅からは東京モノレールで乗り換えなく羽田空港まで行くことができます。時間は20分ほど、運賃は約250円です。
坪単価の平均は13,000~14,000円程度と見込んでおきましょう。
・品川駅
品川駅からは京急線のターミナル行きを利用すれば、羽田空港まで乗り換えなしで行くことが出来ます。時間はこちらも20分ほど、運賃は410円程度です。
賃貸オフィスの坪単価は浜松町と同程度で、13,000~14,000円程度となります。
・大崎駅
大崎駅は品川駅の隣の駅なのでJR山手線で1駅乗り、品川から京急線を利用します。時間は品川駅から出発するのにプラス5分ほど、運賃もプラス140円ほどなります。
同様に坪単価あたり17,000円程度となります。
成田空港へのアクセス
成田空港へのアクセスのよいエリアは以下の3つです。
・東京駅
東京駅からは成田エクスプレスを利用すると、約1時間で成田空港までいくことができます。特急券が必要費なるので乗車券と合わせて3,020円ほど料金がかかります。
東京駅のある大手町付近のエリアは坪単価27,500円程度と他のエリアよりも割高になります。
・日暮里駅
日暮里駅からは京成線のスカイライナーを利用できます。時間は40分ほど、運賃は乗車券、スカイライナー券の合計で2,470円ほどです。
坪単価あたりの金額は11,000~12,000円程度と他のエリアよりは賃料を抑えることができるでしょう。
・浅草駅
浅草駅からは上野駅まで東京メトロで行き、京成線スカイライナーに乗り換えます。1時間15分ほどでつき、運賃は2,640円です。
坪単価あたりの平均は11,000~12,000円程度と日暮里駅と同様割安になります。
新幹線へのアクセスが良い都内のオフィスエリア
国内出張の場合は新幹線を利用することが多く、特に東京から関西へ出張に行く場合は東海道新幹線を利用するケースが増えます。東京で東海道新幹線の駅までアクセスの良い駅に関しての情報を確認してみましょう。
東京駅から乗る場合
東京駅へのアクセスのよいエリアは以下の2つです。
・大手町駅
大手町駅は東京メトロ線の駅になります。新幹線に乗るにはJRの東京駅へ向かうこととなりますが、徒歩でも10分はかからない距離のため、歩いて移動できます。
賃貸オフィスからは歩いて赴くことになり、運賃はかかりません。坪単価は27,500円程度とやはり高めの設定となります。
・神田駅
神田駅は東京駅の隣にある駅です。山手線、中央線、京浜東北線など複数の路線で行くことができ、所要時間は3分程度で、運賃は140円です。
賃貸オフィスの場所によっては徒歩で東京駅に行くことも可能です。同様に坪単価では12,000~13,000円ほどとなります。
品川駅から乗る場合
東海道新幹線では、東京の次の駅となる品川駅を利用することもできます。品川駅へのアクセスのよいエリアは以下の2つです。
・田町駅
田町駅は品川駅の隣にある駅で、山手線、京浜東北線から行くことができます。所要時間は3分程度で運賃は140円です。
坪単価は13,000~14,000円程度とで、交通の便も比較的良いエリアです。
・五反田駅
五反田駅は山手線の駅で、品川駅までは2駅という距離にあります。所要時間は6分、運賃は140円です。
坪単価は14,000~15,000円ほどと田町駅より少し割高ですが、在来線、地下鉄、地鉄の通る利便性の高いエリアです。
まとめ
東京で出張の多い企業は賃貸オフィスの場所によって、働きやすさが変わってきます。空港や新幹線の駅へのアクセスに時間がかかってしまうと、実質の人件費が高くなってしまうことになります。特に成田空港は東京地域からは離れているため時間も、運賃もかかります。
まずは海外出張が多いのか国内出張が多いのかを見極め、その次に新幹線の利用が多いのか飛行機が多いのかということが、賃貸オフィスの場所を検討するときのポイントとなります。国内出張でも全国各地に赴くのであれば飛行機であることが多いですし、主に関西方面が多いのなら新幹線が便利です。
このように、出張先や利用機関を考慮して東京の賃貸オフィスを探すと、後々の業務がスムーズになります。