新小岩は総武線沿線にあり、庶民的で暮らしやすい街として、古くから暮らす住民をはじめ、ファミリー層や一人暮らしの社会人や学生にも人気のエリアです。
新小岩にオフィスを構える場合、便利に運営ができるのか、新小岩の特徴や歴史、交通利便性などを見ていきましょう。
目次
新小岩の特徴
新小岩はどのような顔を持つ街なのか、主な特徴を見ていきましょう。
街の治安を守ってくれる交番の存在感
JR新小岩駅の南口に出ると、駅のロータリー真ん中に、まず交番が目に入ってきます。
駅の目の前に複数の警察官が常駐する交番があると、街の治安が守られていると安心できます。
毎日通る駅のすぐそばに交番があると、道や場所を尋ねたり、うっかり落とし物をした際に確認に行けたり、トラブルがあった際にすぐに駆け込めるので便利です。
駅周辺の賑わい
交番の前を通り横断歩道を渡ると、雨の日でも傘をささずに歩けて買い物ができるアーケード商店街が連なっています。
焼き立てベーカリーやスイーツショップをはじめ、若者向けからシニア向けまでさまざまな世代向けのアパレルショップや靴店、雑貨店、100円ショップやコンビニ、携帯電話ショップなど、さまざまなお店がひしめいています。
簡易宿泊所を備えた24時間営業のサウナ施設などもあり、仕事や飲み会でうっかり終電を逃した時に覚えておくと便利です。
アーケード商店街の周辺にも、昔ながらの肉店や惣菜店があったり、質店があったり、24時間のスーパーマーケットやチェーンの居酒屋や地元の飲食店、カラオケ店や金融機関などがあり、駅前にくれば、あらゆるニーズを満たせるような便利な環境が整っています。
人気のある住宅街
新小岩は、昔ながらの商店兼自宅や戸建て住宅などをはじめ、マンションも多い地域です。
マンション価格は、都心に比べて安く、ファミリー層に人気があります。
賃貸マンションの家賃も都心に比べて安く、より広い物件に住めるので、若い社会人や学生さんなどが多く暮らす街です。
アーケード商店街から、大通りを渡った奥にも、かつては商店街がありましたが、近年は営業を続けているお店もあるものの、閉店して賃貸マンションになったところも多く見られます。
それでも、住宅街の中に美容室や小さなスーパーマーケットがあったり、銭湯があったりと、ちょっとした用を足すことができます。
通勤のために駅へと向かう人も多く歩く通りなので、ニーズをとらえて託児所や認可保育園もできました。
賃貸マンションは居住専用だけでなく、SOHオフィスなど事務所が入っているマンションも多く、住宅街の中にもオフィスが点在しています。
新小岩駅の北口エリア
新小岩駅の北口エリアは、南口のような商業地区にはなっておらず、駅周辺にオフィスなどが入る雑居ビルが少しあるくらいで、あとは団地やマンションなどの多い住宅街になっていました。
2005年に専門学校から大学へと成長を遂げた東京聖栄大学が開学すると、地域と大学との共創が始まり、学生の姿も増え、賑わいが出てきました。
新小岩駅北口から大学のある蔵前橋通りまでを、通称で大学通りと命名するとともに、学園祭や地域のイベントなどにお互いが連携し合って、地域を盛り上げる活動を行っています。
大学のキャンパスで地域の子どもたちに向けて食育イベントを開催したり、学生が地域の清掃活動に参加したり、夏祭りなどでは葛飾区で生産される小松菜を使った焼きそばを作って販売したりしています。
住宅街であった北口エリアは、学生街としての賑わいも見せ、大学通りにはファストフード店や話題を集めるスイーツショップやカフェなど学生が集まるお店も増えてきました。
新小岩の歴史
では、新小岩はどのような歴史を持つ街なのか見ていきましょう。
江戸時代は農村の小さな集落だった
現在の新小岩があるエリアは、江戸時代には下小松村と呼ばれており、わずか70世帯あまりの小さな集落だったと伝えられています。
現在の葛飾区と江戸川区の境にある境川親水公園があるエリアに住宅が密集しており、その周辺には田畑が広がり、多くが農業を営んでいたとされています。
下小松村に伝わる野菜として、野菜としてメジャーな小松菜があるのをご存知でしょうか。
江戸時代に八代将軍の徳川吉宗が鷹狩に訪れ、この地にあった香取神社に立ち寄った際、神主が特に差し上げるものがないので、餅の澄まし汁にこの地で栽培されていた青菜を散らして差し出したという話があります。
すると、徳川吉宗はおいしいと喜んで食べ、この菜は何と言うのかと尋ねたと言います。
その当時、菜には特別な名前がなかったことから、返答に窮したところ、吉宗が地域の名前を取って小松菜と呼べと命名したとのことです。
当時は、下小松村に属していた新小岩エリアでは栽培されていませんが、現在でも江戸川区小松地区では小松菜が栽培されています。
鉄道駅の開業
明治時代になると、現在の総武線が開通し、明治32年には隣駅である小岩駅が開業しました。
その後、大正15年に新小岩信号所ができ、昭和3年に駅へと昇格を果たし、新小岩駅が開業します。
開業時は駅を利用する人はほとんどおらず、駅の改札も現在賑わいのある南口だけでした。
駅の北側はというと、大正時代に至るまで約6万坪にもわたって広がる湿地帯でした。
もっとも、この湿地に生えるヨシは屋根材として活用されており、屋根の大半が茅葺であった当時は実は経済的な価値もあったのです。
ですが、時代が進化を遂げ、茅葺屋根の家が減少し、ヨシの需要が減るにつれ、湿地帯も荒廃して言います。
広大な湿地帯に目をつけたのが、産業の近代化を図って躍進を続ける鉄鋼関連の企業でした。
昭和13年には、現在のLIXILの前身にあたる那須アルミニューム器具製造所が工場を構え、その後、現在の大同特殊鋼の前身となる理研鋼材の平井工場も設けられ、このエリアは一大工場地帯として発展を遂げていきます。
多くの工員が通勤するようになり、昭和19年に新小岩駅の北口が設けられました。
戦後の高度成長期にかけて、より広い土地を求めて郊外へと工場が移転していくと、そこには東京の人口増の器として建設された都営西新小岩一丁目アパートなどの団地をはじめ、区立松上小学校や区立新小岩公園などが建てられました。
新小岩の交通アクセス
新小岩には、総武線の新小岩駅があります。
総武線は、船橋駅や津田沼駅、幕張駅、千葉駅と千葉方面とつながるほか、浅草橋駅や秋葉原駅、御茶ノ水駅、市ヶ谷駅や飯田橋駅、新宿駅と問屋街やオフィス街を通り、三鷹駅までつながっています。
問屋街やオフィス街とダイレクトにつながるので、商談や営業などビジネスでの移動もスムーズです。
東京都心へと通勤する千葉のベッドタウンや三鷹などの住宅街ともダイレクトアクセスができるので通勤にも便利です。
新小岩のオフィス賃料相場
新小岩の賃料相場の坪単価は10,000円前後です。
立地や周辺環境、築年数や規模、設備などによっても変動しますので、確認が必要です。
まとめ
新小岩は、駅前にはアーケード商店街をはじめ、飲食店などが充実しています。
駅から少し歩くと住宅街や中小のオフィスなどが入る雑居ビルなどがあり、全体的に人通りも多い賑わいのある地域です。
千葉方面から秋葉原や新宿などの都心のオフィス街、三鷹など都心に通勤する人のベッドタウンともつながる総武線が使えるのでビジネスでの移動も、通勤にも便利で、オフィスを構えるにも利便性が高いです。
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