目黒区といえば、一般的には高級住宅街、おしゃれなお店が多いといったイメージがありますが、一方で下町情緒が残るエリアがあることや自然が豊かなエリアも見られるなど、街ごとにさまざまな特徴を持っています。

この記事では、目黒区を碑文谷・南、中目黒・目黒・三田、青葉台・駒場、自由が丘・柿の木坂のエリアに分けて、それぞれの主要駅と街の特徴についてご紹介します。

碑文谷・南エリアの特徴

碑文谷・南エリアの特徴

碑文谷・南は、目黒区の南部に位置するエリアで、東には洗足や原町、南は大田区に接しています。

碑文谷・南のどちらもエリア内に鉄道駅はありませんが、徒歩圏内には東急目黒線・東急大井町線の2つの路線が走っています。
このエリアの主要駅は東急東横線の学芸大学駅です。
駅名からもわかるように、東京学芸大学の最寄り駅として設置されました。

その後、大学は小金井市へ移転してしまいましたが、東京学芸大学附属高等学校は今もこの場所にあります。
渋谷駅まで6分、大手町駅まで20分ほどでアクセスできるなど、アクセスは良好です。
東京メトロ副都心線との相互乗り入れによって、横浜エリアや埼玉エリアへもダイレクトにアクセスできるようになりました。
バス便も充実しており、二子玉川や日比谷、虎ノ門、白金などへもバスで行くことができます。

駅前にはスーパーマーケットや飲食店などが数多く建ち並んでおり、買い物に困ることはありませんが、大型商業施設と呼べるような建物はほとんどありません。
駅の東口・西口には商店街が並んでいて、どこか下町的な雰囲気が感じられますが、一方でおしゃれな専門店なども見られます。

また、碑文谷公園、すずめのお宿緑地公園といった自然豊かな公園や碑文谷の地名の由来とも言われる円融寺、碑文谷八幡宮などの歴史的な建築物も多く見られるエリアでもあります。

このように、碑文谷・南エリアは目黒区の中では住宅地としての性格が強いエリアです。
賃貸オフィスについては、大型オフィスはほとんどなく、比較的規模の小さなオフィスビルや貸店舗が何件か見られる程度です。

中目黒・目黒・三田エリアの特徴

中目黒・目黒・三田エリアの特徴

中目黒・目黒・三田は、目黒区の北東部に位置するエリアです。
目黒区の行政や商業、交通において中心的な役割を果たす、中核的なエリアとなっています。

このエリアの主要駅は目黒駅です。
JR山手線や東京メトロ南北線、都営地下鉄三田線、東急目黒線と4つの路線が乗り入れています。

山手線を利用すれば新宿駅や渋谷駅、池袋駅など都心の主要駅まで20分以内で移動することができますし、南北線を利用すれば麻布や六本木、永田町へダイレクトにアクセスすることが可能です。
日本屈指のオフィス街である丸の内へは三田線の利用が便利ですし、東急目黒線を利用すれば横浜や川崎方面へのアクセスも非常に便利です。
なお、目黒駅は品川区上大崎にあるため、所在地は目黒区ではなく品川区ということになります。

目黒駅周辺はさまざまな特徴をあわせ持つエリアです。
駅の西口は通称権之助坂と呼ばれるエリアで、目黒通り沿いに大鳥前商栄会、権之助坂商店街などの商店街が並んでいます。
山手通りとの交差点には、年末になると酉の市で大きな賑わいを見せる大鳥神社、さらにその先には目黒不動尊など多くの神社仏閣が建ち並び、落ち着いた雰囲気のある高級住宅街が広がっています。

一方、目黒駅の北側、中目黒駅や恵比寿駅に近いエリアは、閑静な住宅地に繁華街が隣接するエリアです。
大型の商業施設やおしゃれなカフェ・レストラン、専門店などが建ち並び、ショッピングに訪れる方も多く見られます。

目黒駅の東側、上大崎地区はオフィス街となっており、ここに本社を置く企業も多くあります。
比較的大規模なオフィスビルもあるので、目黒駅周辺でオフィスを探すならこのエリアが第一候補となることも多いでしょう。

青葉台・駒場エリアの特徴

青葉台・駒場エリアの特徴

青葉台・駒場は、目黒区の一番北に位置する、渋谷区と世田谷区に挟まれたエリアです。

このエリアの主要駅は東急田園都市線の池尻大橋駅で、渋谷駅まではわずか3分、二子玉川へも12分で乗り換えることなくダイレクトにアクセスすることができます。
渋谷駅からはJR山手線や埼京線、湘南新宿ラインへ乗り換えることで、新宿駅や池袋駅へ10分以内に移動することができますし、地下鉄も銀座線・半蔵門線・副都心線と3つの路線が利用できるので、都心へのアクセスは申し分ありません。
東横線を利用すれば横浜方面へのアクセスも良好です。

駅の南側にある青葉台は、旧山手通りの西側斜面に広がる高台で、中目黒駅や代官山駅から近いこともあって、目黒区を代表する高級住宅街として有名です。
中でも、青葉台2丁目は最高級エリアであり、かつて西郷隆盛の弟である西郷従道の邸宅があった高台は、地域の住民から西郷山と呼ばれています。
渋谷区との境界には幹線道路が走り、道路沿いには商業施設やオフィスビルが建ち並んでいます。

ただし、大型のオフィスビルは少なく、多くは中規模・小規模オフィスです。
駒場も、青葉台同様に高級住宅街として知られていますが、東京大学駒場キャンパスをはじめとして各種研究機関、教育機関が多くあるエリアとしても有名です。
駒場公園などがあり緑も多く、より落ち着いた雰囲気が感じられます。
山手通りや淡路通りに面するエリアでは、商業施設や店舗も多く、ショッピングにも便利な場所となっています。

自由が丘・柿の木坂エリアの特徴

自由が丘・柿の木坂エリアの特徴

自由が丘・柿の木坂は、目黒区の南西部に位置する東急東横線沿線のエリアです。

このエリアの主要駅は自由が丘駅であり、東横線を利用すれば渋谷駅や池袋駅、さらには横浜駅へ直接アクセスすることができますし、代官山駅から日比谷線に乗り換えることで、銀座駅や六本木駅、霞ヶ関駅などへも便利に移動することができます。
自由が丘・柿の木坂エリアといえば、おしゃれなお店が多いというイメージを持っている方も多いでしょう。

特に自由が丘周辺は、La Vita(ラ・ヴィータ)、Luz 自由が丘などの多様な観光スポットやショッピングスポットがあり、地元の買い物客や来街者で平日でもかなり賑わっています。
また、スイーツの聖地と呼ばれることもあるように、おしゃれな飲食店が軒を連ねるエリアでもあり、フードコート形式でさまざまなスイーツを楽しむことができるスイーツフォレストや有名パティシエのお店モンサンクレールなどを目当てに多くの方が訪れます。

目黒区といえば高級住宅街というイメージが強いですが、自由が丘・柿の木坂エリアは区内でも比較的オフィスが多いエリアです。
特に目黒通りに面しているエリアには、比較的規模の大きなオフィスが点在しているので、目黒区でオフィスを探している方には注目のエリアと言えるでしょう。

まとめ

ここまで、目黒区の主要駅とその特徴について見てきましたが、いかがでしたでしょうか。
同じ目黒区内の街でも、その表情は大きく異なっていることがわかっていただけたと思います。
また、目黒区は交通の便が良く、渋谷区や港区からも近いということから、オフィスの需要も高いエリアです。
大規模なオフィスから中規模・小規模のオフィスまでさまざまなタイプの賃貸オフィスがあるので、目黒区内でオフィスを検討されているならば、以下のサイトから条件に合う物件を探してみてはいかがでしょうか。

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