高輪といえば、古くは江戸時代にも大名や旗本の方々の別荘があった昔から主要なところでした。

今現在も皇居近くでさらには大使館などもあって国際色豊かに栄えています。
高輪の特徴などを解説します。

さかのぼれば戦国時代から重要な場所だった高輪の歴史

戦国時代に関しては1524年の「軍記物語」に北条軍と上杉軍の戦いがあったことが記されています。

当時から「高輪(たかなわ)」だったわけではありません。
軍記物語によると「高縄原(たかなわはら)」という地名で出てきます。
意味合い的には「高台からまっすぐな道」という意味合いがあり、そのような地名で呼ばれていました。

それが長い年月を経て江戸時代くらいに現在の地名「高輪」という町名になったと言われていますが、諸説あります。

昔の書籍からも地名が出てくるほどに重要な場所であったことがうかがえます。
また明治以降も著名人が邸宅を構えるなどで発展をし、変わらず栄えていた一面があります。

かつての華族や貴族が構えた邸宅も残る高輪の特徴

高輪は大使館やホテルなどもあり国際色豊かで主要な施設も多くあります。

一方で過去に家族や貴族など地位のある方が構えた邸宅などもあります。
その邸宅たちは今も子孫の方が住んでいるわけではなく、ホテルや公共施設などとして使われていることもあります。

中にはマンションになっているところもあるので、由緒あるところにお住まいの方も多いことでしょう。しかしどの邸宅も転用されているわけではありません。

中には一戸建てとして売買の対象になっている物件もあります。都心だと狭い土地に狭い家というイメージを持つ方も多いでしょう。

しかし港区高輪では広さに余裕がある一戸建てもあるのです。

JR品川駅などの最寄り駅も多く便利な高輪の交通アクセス

JR品川駅などの最寄り駅も多く便利な高輪の交通アクセス

高輪はJRだと品川駅が一番近いです。

高輪にアクセスするには品川駅が最寄り駅ですが、品川駅にアクセスしやすい駅は「北品川駅」です。

ともすれば品川駅と北品川駅の間は距離にして1キロ程度です。したがって徒歩圏内といっても良く、人にもよりますが11分くらいあるとたどり着ける方も多いと言われています。
次に近いのは泉岳寺駅です。

品川駅から徒歩14分くらいでたどり着ける方も多いです。
個人の方であれば通勤先が品川駅にある場合は満員電車を避けて通勤することもできます。
高輪にオフィスを構えたい企業の方でしたら場合によっては社員に払う交通費を節約できる可能性が高いです。

一方で品川駅周辺は家賃相場が高い一面があります。しかし電車に乗ることは避けられなくても乗り換えなしとか乗り換えても1回転度であれば負担は非常に軽くなります。

東京都大田区にある大森駅であれば大体5分から6分ほど電車に乗ることでアクセスできます。
料金も167円程度ですので交通費もしれています。

新幹線をよく使う方にとってもJR品川駅は非常に利便性が高いです。なぜなら東海道新幹線へのアクセスが非常に便利だからです。
新幹線を使って出張に行くことが多い方にとっても高輪は利便性が高く良いでしょう。

高輪にアクセスしやすい駅はJRのみではありません。
都営地下鉄三田線・東京メトロ南北線「白金高輪駅」、都営地下鉄浅草線「高輪台駅」なども利用でき便利です。

また海外出張や国内でも飛行機を使うことが多い方にとっても高輪は便利です。
したがって自宅を高輪に構える方もオフィスを借りる企業にとっても、飛行機をよく使うのであれば高輪は非常に便利なところと言えるでしょう。

23区内では比較的安い高輪のオフィス賃料の特徴

23区内では比較的安い高輪のオフィス賃料の特徴

日本は少子化で住む人の増加が見込めないことから、不動産の値段はあまり上がらない傾向にあります。

田舎はもちろんのことですが、地方都市であっても不動産の値段は上がらないと言われています。

しかし東京、特に23区内は例外です。今も不動産の値段は高騰し続けています。企業にとって気になるのは月々の賃料です。

東京都品川区高輪のオフィス賃料はいくらなのかを知るために参考になるのは1坪あたりの単価です。さらには広さに寄っても変わります。

あくまで相場ですので、物件によって1坪あたりの値段も大きく違います。しかし一例があることによっておおよその参考になる方も多いことでしょう。

30坪以内であれば高輪のほうが安いですが30坪から50坪となると逆転します。
高輪は30坪以内であれば、1坪あたり14,043円です。一番高いのは30坪から50坪あたりの21,756円となっています。
品川と比較しても30坪までであれば15,687円、30坪から50坪あたりは20,381円となっています。

賃貸物件ですので募集されている賃貸物件には入れ替わりがありますが、23坪くらいの物件の家賃は約42万円の家賃で募集されているケースもあります。
50坪くらいの物件で約85万円の物件などもあります。

ただ高輪も品川も23区内のほうでは比較的安い部類と言えます。六本木や青山付近になると1坪あたりの家賃が2万円台にまで増えます。
気になる六本木や青山付近のオフィス賃料の相場も見ていきましょう。

まず30坪まででしたら六本木は1坪あたり20,123円、青山だと1坪あたり25,291円となっています。
30坪から50坪あたりで比較すると六本木は1坪で22,921円、青山は25,300円です。
差額を見ると高輪が比較的オフィス賃料が安い部類であることがわかるでしょう。

六本木だと約14坪の物件ですでに家賃が84万円になるケースもあります。
他の地区の家賃相場を確認すると比較的高輪はオフィスを借りやすい一面があります。
昨今は物価高、人件費が上がっていることを考えると極力経費を抑えたい企業が多いことでしょう。

しかしあまりに不便なところだと人が集まりにくい一面があります。したがってそこそこに立地の良いところにオフィスを構える必要があります。

そこで高輪のように立地も良く、坪単価が比較的低いところにオフィスを構えることは良い選択肢です。

繁華街でなければ治安もおおむね良好な高輪

住宅面はもちろんですがオフィスであっても、定時出社が叶わなかった時のために治安面が気になる方もいらっしゃることでしょう。

人が集まるところで完全に犯罪がない状況というのは難しいものです。しかし繁華街を除けば治安は悪くありません。東京の街ですので警察官の方の巡回もあるので安心な一面があります。

したがって治安面を意識するのであれば繁華街から離れたところにすると安心です。

オフィス賃貸であっても気になる高輪のホテル

オフィスに来るのは社員の方ばかりではありません。時に出張などで取引先の方がやってくる場面もあるでしょう。そうなると必然的にホテルを取る形になります。

高輪には、品川プリンスホテル高輪や花香路などさまざまなホテルがあります。ですが、少し離れて五反田駅付近にも1泊1万円以下のリーズナブルなホテルがあります。
良いホテルに泊まりたい方も庶民的なホテルで経費を削減したい方、どちらの要望も叶えられます。

社員の方は基本的にホテルに泊まらないので大きく気にする問題ではありません。
しかし取引先の方の行き来が多いところでしたらホテルのことも視野に入れておくと便利です。

まとめ

高輪の家賃相場は23区内の中では比較的安く、費用的には借りやすい傾向にあります。
交通機関も多数あり、社員の方もアクセスしやすいところが高輪にオフィスを構える大きな魅力であると言えるでしょう。

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