恵比寿といえば、街全体がとても洗練されたおしゃれな街です。芸能人行きつけのお店やバーなどもあり、セレブや有名人からも愛されています。

そんな恵比寿の特徴やこれまでの街の歴史、そして交通の利便性などについてご紹介します。

恵比寿の特徴

恵比寿の特徴

恵比寿は、東京都渋谷区に位置しているエリアで、恵比寿駅を中心として商業施設が集まっています。

この恵比寿の地名は、明治時代にサッポロビールの前身として知られる日本麦酒醸造会社が、恵比壽ビールを販売していたことから名付けられたと言われています。

そのため、駅周辺は、ビールにまつわるスポットが多く残っているのが特徴です。
ビール広場やビール坂という名前の場所が残っていたり、恵比寿橋のことをビール橋と呼ぶ人もいたりするほどです。

今はサッポロビール本社のほかに、高級ホテルや学校、大使館、そしてスーパーやドラッグストアなど、日常の買い物に便利なスポットがあります。

さらに、恵比寿の顔でもある恵比寿ガーデンプレイスをはじめ、多数の飲食店が軒を連ねています。

恵比寿の飲食店は、リーズナブルなチェーン店のほかにも、芸能人が訪れるようなおしゃれなレストランに至るまでジャンルが豊富です。

恵比寿ガーデンプレイスは、サッポロビールの工場跡地に建てられた大型複合施設であり、人気のおしゃれなレストランやカフェなどの飲食店が集まっています。
ランチタイム時には、周辺のOLやサラリーマンなどが、ランチを食べに訪れることも多いです。

このほかにも、恵比寿三越や映画館、美術館などが併設されているほか、YEBISU BREWERY TOKYOと呼ばれるビール工場見学や試飲が楽しめる体験型施設もあります。
クリスマス時期には、美しいイルミネーションで彩られるなど、大人の魅力あふれるスポットです。

恵比寿の街並みは、恵比寿の赤レンガを基調とした、エキゾチックな建物が特徴的な恵比寿ガーデンプレイスをはじめ、周辺もヨーロッパ調のデザインで統一されている、おしゃれな街並みが広がっています。

恵比寿の歴史

恵比寿の歴史

恵比寿の歴史は非常に古く、江戸時代までさかのぼります。
この恵比寿の街周辺には、大名の下屋敷が建設されていました。そして、恵比寿三丁目あたりは、かつて伊達町と呼ばれていました。

しかし、これは宇和島藩の下屋敷があったことからそう名付けられていて、恵比寿三丁目に伊達坂があり、恵比寿二丁目交差点は伊達坂上となっているなど、歴史的な地名が現存しています。

明治時代に入り、1889年には恵比寿にサッポロビールの前身である日本麦酒醸造会社ができ、恵比壽ビールを1890年に発売開始しました。

この場所でなぜビール造りが開始されたのかを解説すると、一般的にビールは1Lの分量を作るのに、10~20Lもの水が必要になります。

ちょうど工場の近くに農業用水として三田用水があり、この水を引いて四角池に貯留して利用できたことから、ビール造りに適していたことが考えられます。

また、工場の近くには、現在の山手線である日本鉄道品川線が通っており、瓶ビールの輸送に当鉄道がとても都合が良かったことが考えられています。

しかし、ビールの出荷量がこの後どんどん増加していったことで、1901年にビールの出荷専用の貨物駅が工場横に開設されることになり、この駅が恵比寿と名付けられました。

そして、その5年後の1906年には、300m離れた位置に旅客駅を開業します。

1966年頃には、駅周辺エリアがだんだん恵比寿と呼ばれるようになっていきました。
ところが、だんだんと周辺の都市化が進んでいくことで、サッポロビール恵比寿工場も街を再開発していこうという計画が立てられます。

そこで、1985年にはサッポロビール恵比寿工場が閉鎖され、工場跡地の再開発が進められて誕生したのが、恵比寿ガーデンプレイスです。

1988年にサッポロビール恵比寿工場は千葉県船橋市へ移転し、1991年に恵比寿ガーデンプレイスの再開発工事が開始され、ついに1994年に恵比寿ガーデンプレイスが誕生します。

ヨーロッパ調のこのエリアは、最先端を行く街と評価されていき、今でも人気のスポットとなっています。

恵比寿ガーデンプレイスができてから、今や住みたい街に選ばれるほど人気の街となっており、日中のオフィスワーカーであふれています。

このあたりは人気によって地価もどんどん高騰しており、昔ながらの個人商店などは消え、他店にはないような付加価値のある飲食店が増加していきます。

その結果、今では1,900にものぼる飲食店が半径2km圏内に点在し、ビールの街から食の街として変遷していきました。

恵比寿の交通アクセス

恵比寿の交通アクセス

恵比寿の交通の利便性は、非常に高いのが特徴です。
恵比寿には、JR山手線、JR埼京線、JR湘南新宿ライン、東京メトロ日比谷線の4つの路線が通っています。

JR山手線恵比寿駅は、渋谷や新宿、東京へのアクセスに便利な路線です。
渋谷からはわずか2分、新宿からは7分、東京へは24分ほどでアクセス可能です。

JR埼京線は、北は埼玉大宮、南は大崎までつながる路線です。
埼玉大宮まで直通でアクセスできるため、埼玉方面からの通勤に大変便利になっています。

JR湘南新宿ラインは、ほかの路線と異なり、中長距離を走行している電車になっており、横浜や宇都宮方面へアクセスできます。

横浜までは乗り換えなしの直通でアクセスでき、わずか27分ほどでアクセスできるため、横浜からの通勤も便利です。

また、今タワーマンション建設で注目を集めている武蔵小杉までも、直通で通勤できます。
東京メトロ日比谷線は、都内にある主要駅にアクセスしやすい路線であり、六本木や銀座、霞ヶ関へ直通でアクセスできます。

六本木からは6分、銀座からは16分、霞ヶ関からは12分あればアクセスすることが可能です。

日比谷線は、丸ノ内線や千代田線、東西線、銀座線、有楽町線、都営大江戸線、都営浅草線と複数の路線と交わっています。

都心方面だけではなく、横浜や湘南方面、大宮や宇都宮方面からのアクセスも非常に便利な立地になります。

つまり、東京都内各方面から、横浜方面から、埼玉方面からとあらゆる方面からアクセスしやすい立地のため、ビジネスパーソンにとって通勤に便利なエリアです。

羽田空港までは、東京モノレールや京急線を使えば30、40分でアクセスできます。
成田空港も、成田エクスプレスやスカイライナーを使えば、1時間半ほどでアクセスできるので、海外出張などにも便利です。

まさに恵比寿は、オフィスを置くにも非常にメリットの大きな場所だとも言えるでしょう。

恵比寿のオフィス賃料相場

恵比寿のオフィス賃料相場

最後に、渋谷区恵比寿におけるオフィス賃料相場を、オフィスの大きさ別に紹介します。

まず30坪以下のオフィスであれば、およそ20,809円、30坪から50坪のオフィスであれば26,698円、50坪から100坪のオフィスであれば25,407円、100坪から300坪であれば26,202円となります。

同じ渋谷区内でも、原宿や明治神宮前などに比べると、利便性が高いながらも比較的価格が抑えられるでしょう。

まとめ

恵比寿の街はビールとともに成長を遂げており、今やおしゃれスポットかつグルメスポットとしても名高い街です。さらには、通勤や出張などにも便利な交通の利便性が高い立地でもあります。

オフィスを構えるのに最適なスポットなので、ぜひご検討ください。

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