オフィスに備え付けられているのが当たり前のトイレですが、実はその快適さが働く上でのモチベーションを左右します。オフィスのトイレは一日に数回、役職や性別、社内や社外など関係なく誰もが使用する設備です。社内の人なら何度も利用しますし、来客が使用する場合は、会社のイメージにも影響するでしょう。
東京にある様々なオフィスにおいて、トイレを快適にしておくことにより仕事にもたらされる効果を考えてみましょう。
目次
オフィスのトイレを清潔にすべき理由
東京のオフィスに設置されているトイレは、業種に関係なく全社員が毎日利用するところです。会社の規模によって大きさも数も変化しますが、どこでも心がけるべき点は、清潔で使いやすくしておくことです。
忙しい業務の中で一人の時間を確保するとリラックスできる
オフィスのトイレは、一人になれる貴重な空間です。仕事の合間に少し息抜きができ、頭の中を整理するために利用する人もいます。せっかくのリラックスタイムなのに、汚かったりにおいが残っていたりするとストレスになります。
清潔だと歯磨きやお化粧直しも気持ち良くできて、リフレッシュできる
内側や便座だけではなく、手洗い場も少しの間リラックスタイムが取れる場所です。顔を洗って気分を入れ替える、という使い方ができます。鏡を見て髪の毛を整えたり、ランチ後の歯磨きを行ったりする人もいます。
社外の人への印象アップ
社外のお客さんも使う場合が多いなら、さらにきれいにすることを心がけましょう。来客の目線では、普段見慣れている社員が気づかないような部分が気になる、目につくということがあるからです。洗面所に水しぶきが残っていたり、髪の毛が落ちていたりすると不潔でだらしない雰囲気となります。きれいなら自社に対する良いイメージに貢献できます。
オフィスに最適なトイレの条件
東京のオフィスのトイレを使いやすく、リラックスできる場所にするために、どんな条件を満たしておくべきでしょうか。
清潔であること
規模がどうであれ、きちんと便座が水拭きされていること、照明が明るいこと、便器内が清掃されていることが大切です。トイレットペーパーが切れていないかも定期的に確認します。タオルやタオルペーパーなどを設置しているなら、定期的に交換、補充をしましょう。
男女で分かれていること
小規模なオフィスや、昔建てられたビルなどでは男女共有のタイプを見たことがあるかもしれません。狭いスペースだからこそ、男女分かれているならお互いにリラックスできます。設備上難しい場合は、見えないような仕切りをするなど、使いやすいスペースになるように工夫します。
ウォシュレットがついていること
和式より洋式が普及している現在、洋式の方がより落ち着けると感じる人も多くなっています。また最近の洋式タイプの大半には温水洗浄便座が取り付けられていて、便座の温度調整、温水設定ができる機能もついています。
寒い冬に便座が温かいだけでずいぶんとホッとしたという経験をしたことがある人もいるでしょう。節電モードなどを上手に使うことによって、エコを意識して利用することができます。
オフィスのトイレを快適にするアイディア
東京のオフィスでは、賃貸も多く見られます。賃貸ではトイレの規模や設置器具などは既存のものを使うため、大幅な変更は難しいこともあります。そのため、自社のスタッフの意見も参考にしつつ、物件を選ぶ際によく考えて賃貸をすることが重要です。
オフィスを決めるときには、立地や設備などは業務のことを中心に考えてしまいますが、手洗い場まわりも重要なポイントであることを覚えておけば、より社員にとって快適なオフィスになります。
また、オフィスの移転ができなくても、今の設備内で清潔にするよう努めたり、快適になるよう工夫したりできます。
電球を換えて明るいイメージにする
トイレを明るく清潔な印象に変えたいなら、照明を1灯から2灯に増やしたり、明るく感じやすいペンダントライトに変えてみたりしましょう。電球の色は、自然な光の色に近い「昼白色」にするのがおすすめです。
まめに換気をして気持ちのよい空間にする
トイレのような水回りは湿気がこもりやすく、定期的に換気を行わないと悪臭やカビの発生原因になります。また、換気を行わないとホコリも溜まりやすくなり、不潔な印象を与えます。こまめに換気を行い、清潔なトイレ環境を保ちましょう。
アメニティを設置するかどうか検討する
女性スタッフが多い職場や、来客が多いところなら、ちょっとしたアメニティグッズが重宝される可能性もあります。小さな観葉植物を設置すると憩いの空間を演出できます。
女性スタッフからの意見を聞く
女性のスタッフは手洗い場で身だしなみを整えることが多いので、オフィスのトイレについて聞いてみるのも良い方法です。日ごろ気になっていた部分や、ちょっとしたアイデアで快適に過ごせるコツが出てくるかもしれません。予算があまりかからない簡単な方法を採り入れてみましょう。
まとめ
業務にはあまり直接関係ないトイレというスペースですが、誰もが毎日使う施設だからこそ、様々な点に気を配る必要があります。今のオフィスの設備を大幅に変更することはできなくても、日ごろの清掃をきちんと行い消臭しましょう。
一人ひとりが使用した後に便座のチェックをしたり手洗い場をきれいにしたりすることも大切で、皆が快適に過ごせるよう心がけるのが重要です。