社長室をどのようなレイアウトやインテリアにすればよいのか、悩まれている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、社長室のレイアウト例やレイアウトのポイントを紹介します。
目次
社長室でおすすめのレイアウト例を紹介
社長室のレイアウトを考える上で重要なのは、会社の経営方針を軸にレイアウトやインテリアを考えることです。カジュアルで開放的な印象が合う場合もあれば、重厚感を高める方法もあるでしょう。また、会社の社風や社員との距離感も合わせて検討するのもおすすめです。迷ったときに参考になる、おすすめのレイアウト例を紹介します。
社員との距離を近づけたい場合:壁をガラス張りにする
社員と社長室との距離を近づけたいなら、ガラス張りの壁がおすすめです。床や家具類を木目調にするのか、シックな色にするのかで印象を変えられるでしょう。
お客様の来客にも備えたい場合:執務室と応接室を兼ねる
社長の執務室と、お客様を迎える応接室を兼ねるレイアウトがあります。お客様を迎える場でもあるため、家具はシンプルなものがおすすめです。
オフィスの間取りを活かす場合:縦長のオフィスの奥に社長室
縦長の間取りなら、一番奥に社長室を設置できます。社長室との間に応接室を設けることで、セキュリティを高められるでしょう。
会議やMTGとしても利用する場合:大型のデスクを設置する
社長室を会議室としても使うなら、大型デスクの設置がいいでしょう。執務用のデスクではなく、誰もが使いやすい会議用のテーブルを設置する方法もあります。
社長室・応接室のレイアウトのポイント
ここでは、社長室のレイアウトを考える上で気をつけたいポイントを3つ紹介します。
- コミュニケーションの取りやすさ
- 防音性や遮蔽性
- 環境の快適さ
それでは、以下で詳しく解説します。
1.コミュニケーションの取りやすさ
社長室を設けることで、物理的な距離感から社員とコミュニケーションがとりづらくなる傾向があります。よって、独立していながらも、コミュニケーションのとりやすいレイアウトになるよう注意しましょう。
2.防音性や遮蔽性
社長室では、重要な会議や他社との契約などが行われることが多いです。その場合、情報漏洩を防ぐ目的だけではなく、外部の雑音や人目を遮断するための防音性・遮蔽性を徹底する必要があります。
社長室の壁をガラス張りにする場合は、防音性・遮蔽性の対策について考えておきましょう。
3.環境の快適さ
社長室は会議や商談などにも使いますが、多くは社長自身のワークスペースでの利用になります。そのため、リラックスしながらも、仕事に集中できるような快適な環境が理想的です。
社長室におすすめのインテリア例
社長室のレイアウトが決まったら次はインテリアを考える必要があります。ここではインテリアの例を2つ紹介します。
カフェのようなインテリア
くつろげる雰囲気にこだわるなら、カフェ風のインテリアがおすすめです。カフェの多くは解放感を出しているため、壁はガラス張りや高さのないパーテーションがいいでしょう。カフェ風のインテリアは、応接セットではなく、ソファとテーブルがおすすめです。
ポップで遊び心のあるインテリア
社風が明るいイメージなら、ポップな色をインテリアに採用しましょう。赤や黄色など賑やかな色を取り入れることで、社長と社員の距離が近くなります。社外へも自社の特徴をアピールできます。
社長室があることで得られるメリット4つ
近年は、IT企業やベンチャー企業が増えたことで、社長室はいらないという考え方があります。また、社長室があると社員とのコミュニケーションがとりづらい理由から不要という考え方もあるでしょう。
一方で、社長室があることでメリットを感じるケースもあります。社長室の設置で迷っているなら、メリットの面に目を向けてみましょう。ここでは社長室があることで得られるメリットを4つ紹介します。
1.漏洩リスクを防げる
社長室があることで、外部に漏らしたくない重要事項の話しができるでしょう。また、社外秘情報のデータや書類を社長室で管理することもできます。
社長室は個室にできるため、入口のセキュリティを高められます。特定の社員のみ入退室可能にする対策や、オフィスの一番奥に設置して外部の人間の入退室をしにくくするメリットがあるでしょう。
2.社長業に集中できる
社長業は、重要な意思決定をまかされるため、一人になりたい場合もあるでしょう。社長室であれば、1人で集中しながら作業できます。
3.社外に特別感を与えられる
社長室は、外部の人間をおもてなしする部屋としても活用できます。カジュアルな社風なら打ち合わせ場所は問わないかもしれません。しかし、社長室があれば、外部の人を招いた際に、特別感を与えられるメリットがあります。
社長室は特別なインテリアを採用していることが多いため、外部に対してイメージアップしやすいでしょう。
4.会議を把握できる
社長室での会議を行うことで、会議内容を細かくチェックできたり、重要書類を持ち出すリスクを減らしたりすることができます。
社長室を設置するデメリット3つ
社長室の設置にはメリットがありますが、同時にデメリットもあります。通常のオフィスとは作り方が異なるため、いくつかの点に注意しましょう。
1.セキュリティ面にリスクがある
情報漏洩を防ぐため、社長室にはセキュリティ対策が必要です。社長室は、ICカードや暗証番号などで管理し、限られた社員のみ入退室できるようにしましょう。監視カメラを設置することで、さらにセキュリティを高められます。
2.社員とコミュニケーションが取りづらくなる
社長室は閉鎖的なため、社員とのコミュニケーションが取りづらい傾向があります。先ほど紹介したように、ガラスの壁にする、開放感のあるインテリアにするなどの対策を検討しましょう。
3.社員と距離が生まれる
社長室という特別感から、社員は緊張してしまう場合もあるでしょう。社員とは、近すぎず遠すぎない、お互いの状況を感じられるほどの適度な距離が理想的です。社長室を設けるなら、社員との距離感ができないように積極的にコミュニケーションを図りましょう。
まとめ
社長室があると、社員やお客様とコミュニケーションが取れる場にできるでしょう。インテリアやレイアウトに注意しながら、さまざまな用途として使える空間にしてみてください。
社長室は会社の顔でもあるため、会社のイメージに合わせるインテリアを採用するようにしましょう。